『出社しました』 日々
声枯れで実況交代という失態を犯した2日後のきょう、出社いたしました。もう申し訳なさと恥ずかしさで、とにかく出社したくありませんでした。声枯れには日にち薬、喋らないことでで少しずつよくなっていますが、まだ声はかすれています。
きょう、出社して私にできることは謝ることだけ。ただただ謝るばかり。厳しく叱責されることなく、多くの先輩、後輩から優しく声をかけてもらうことがうれしくもあり、また迷惑をかけて本当に申し訳ないという気持ちになります。もしできるのであれば私がと思っていたのですが、結局はニュース担当を酒井アナと透さんに、『ガッツナイター最前線』担当を相川さんに代わっていただき、感謝するとともにもうとにかく申し訳なさと辛い気持ちでいっぱいです。
聴取者対応の部署の後輩に「苦情の電話が何件もあったでしょ。申し訳ない」と謝ると、「いやいや、大澤さん大丈夫ですか?頑張ってください!という電話ばかりでしたよ!」と言われて泣きそうになり、また普段は話す機会が少ない立場の方にも個室に呼ばれ、「10年後も喋っていてほしいからいま潰れてしまっては困る。そのためにどうするのが最善か決めればいい。お願いだから無理をしないでくれ」と言われまた泣きそうになり、まあとにかくなんか情緒不安定です(笑い)。そう言っていただいたことで、『ガッツナイター最前線』をきょうはお休みする決心をしました。言われていなければかすれた声でマイクに向かい、自己満足の質の悪い放送をしていたことでしょう。
きょう、勇気を持って上司にはお願いをしました。「医師も大丈夫だと言っているので、土曜日の実況に向けて最善の準備をします。ただ、もし私がムリだと感じたら他のアナウンサーと代わってください」と。今でも恐怖と不安で眠れないのに、先延ばしにすればするほど復帰が怖くなることはわかっています。が、無理をするのは止めます。無理、というより無茶、でしょうか。無茶はしません。私はいつも「きょうが最後の実況かもしれない」と思い、スーツにネクタイで喋っていますが、さすがに21日のあの実況が私のアナウンサー生活の最後では悔やみきれません。
もちろん土曜日の中日対ヤクルトでの実況を目指しています。ただ、仮にそれがダメだったとしても必ずや戻ります。