『2/23・北谷だより』 日々
2月23日、北谷。
くもり、18度。
昨夜までの雨も上がり、
無事に韓国ネクセンとの練習試合が行われました。
午前中のブルペンでは
今季の起用法が「リリーフで」と決定した福谷選手が、
熱のこもった投球を見せました。
「きのう話し合って、次の登板はリリーフとしてチャンスを与えてくれることになりました。自分ができることをしっかりやりたい」。
ブルペンで投球を終えたあと、
吉田ブルペン捕手とかなり時間をかけて話し合いました。
吉田さんに聞くと
「僕はこのキャンプ、一番たくさん福谷のボールを受けてきたので。先発投手としてあれこれと完璧を求めすぎたと思う。リリーフに決まったことはきっといい方向にいくはずです」
福谷選手がアピールする時間はまだたっぷりあります。
さて、試合は天候不良ということもあり、
野手は予定されていたメンバーを大きく変更して
若手選手が中心に出場しました。
堂上選手が2安打1打点、
高橋選手も長打二本の2安打3打点。
ただ、森監督からは意外?な指摘が。
「(堂上)ナオミチはファウルファウルで粘って、出塁したら牽制球を何度ももらっている。(高橋)シューヘイは一度も牽制球をもらっていない。よっぽど足が遅いと思われているのか、よっぽどリードが小さいのか」。
今季は「走塁改革」をうたう中日ですが、
盗塁するではないにせよ、
リードの大きさで投手にプレッシャーをかける必要性を問うあたり、
本気です。
先発投手は吉見選手でした。
きょうは試合前のブルペンから
ず〜っと吉見選手を見ていました。
惚れ惚れしますね〜。
本人は「こんなもんじゃないですよ」と笑うでしょうが。
今季のテーマは「ストライクゾーンで勝負する」という吉見選手。
第1球がボールだったので
「いきなり失投ですよ…」と苦笑いでしたが、
「怪我なくキャンプで1,000球くらい投げられてよかった。満足はしていないが、二重丸のキャンプでした。したいことは全てできた」
吉見選手が二重丸と言うんですから疑う余地なしです。
2イニング2安打無失点でした。
2人目・岩瀬選手は、
1イニング2安打2四死球で1失点。
「対打者で力が入ってしまい、これだけコントロールがバラついてはいけない。まずはコントロールがこれではピッチングにならない。まっすぐもスライダーも抜けてしまった」
3人目は山井選手、
2イニング1安打無失点でした。
「不安はあったが思った以上にある程度のコースに投げられた。もう一つスイッチが入った感じです」
バルデス投手は2イニング1四球無失点。
「そこそこ良かった。投げたいところに投げられた。コントロールが良かった。ここまで順調にきている。次はもう少しイニングを伸ばしたい」
ジョーダン選手は2イニング1失点でした。
ゴメンなさい、
取材できていません…。
あまりアナウンサーが私見を述べるのは良くないと思っているのですが、
私が前回、沖縄に来たときも、
そしてこの最終クールも
すごく期待させてくれる選手がいます。
遠藤一星選手。
きょうは4打数1安打、
アウトになった打球も力強く、
盗塁も決め、
外野守備にもしっかりと対応しています。
取材すると皆さんが口をそろえて
「今年の遠藤の打球は力強くなった」と。
昨年の開幕戦は
「3番遊撃」でスタメンだった遠藤選手。
結果的には悔しいシーズンでしたが、
私は今季も期待しています。