『吉見の右肘』 日々
写真下の「おしゃべりメガネ」のことは
お気になさらず。
生々しい傷跡が残る右肘の写真。
4年ぶりに100イニング以上、
しかも今季、
チームトップの133回3分の1を投げた、
中日・吉見一起選手の右肘です。
右肘を手術すること5度、
よくここまで戻ってきてくれました。
昨夜は吉見選手とCBCテレビ・若狭敬一アナ、私の3人で
今季の「お疲れさま会」でした。
吉見選手はこの右肘のケアに、
私の想像を絶する時間と労力、金をかけています。
右肘のケアのため、
岐阜市内まで足を運ぶことなんと週3度。
さらにたった5分の治療のために東京に週1度。
5分の治療のために、
往復約4時間をかけて東京に行くのです。
勝つために。
ちなみに沖縄キャンプ中は
休みの前日に東京に飛び、
翌日、治療を終えて那覇に戻るという生活だったそう。
これ、
凄くないですか??
文字通り、
生活を懸けて、命を懸けて、
一球一球を投げている。
改めて「この男はすごい…」と感心しました。
一緒に食事をしながら、
話しをしながら、
それでもクセなのでしょう、
何度も何度も肘をほぐしていました。
肘を触らせてもらうと驚きます。
神経に脂肪を巻きつけて痛みを和らげているということで、
一般人と筋の太さが全然違うのです。
これだけの手術をして、誰よりもケアをして、
そして誰よりも不安いっぱいでマウンドに向かった
2016年の吉見選手。
ここでは書きつくせないような
「吉見ってすげ~」と思う話が次から次へと。
そして誰よりも「勝ちたい」と強く思っているのは
やっぱり吉見選手なのではないかと。
この男の背中から若手選手は学び、
そして吉見選手が投げているうちに
一日も早くチームを再建してほしい、
そう強く思わずにはいられない夜になりました。