『8失点の翌朝に』 日々
最高気温32.4度の名古屋。
きょうは朝からナゴヤ球場に行ってきました。
一軍も二軍も遠征ですので、
ナゴヤ球場にいるのは遠征に帯同しない2軍選手です。
炎天下、
汗を流す選手たち。
きのう、中日対ヤクルト(ナゴヤドーム)で先発し
5回途中8失点で降板、
2軍落ちとなった伊藤準規選手を取材しました。
きのうの投球、特に8失点に関しては
「自分で自分を許せません」と言っていましたが、
きのうの試合のことを含め、
伊藤選手は約30分にもわたり、
自分の思っていること、考えていることを話してくれました。
もともと報道陣の対応はピカイチの伊藤選手ですが、
それでも一対一で30分超、
野球の話をしたのは初めてです。
そして、一通り取材を終えて、
「ジュンキくん、変わったな」と思いました。
とても丁寧に、冷静に、詳細に自分自身を見つめているのです。
たとえば、きのう10安打されましたが
そのうち9本は単打、長打は1本だけだったのです。
私はまったく気づいていませんでした(苦笑い)。
その事実から何を考え、どう次に生かしていくのか。
そのためにどんな練習が必要で、
2軍戦ではどんな投球をする必要があるのか。
きちんと自分の言葉で説明できるのです。
本人は「8年かかりました」と笑っていましたが。
「まだまだ詳しく聞いてほしいのですが、
まだ1勝しかしていませんから、続きはシーズンオフにしましょう。
口だけにならないよう、
このあと一つでもふたつでも一軍で勝って、
変わったところを証明しないと」と伊藤選手。
次の二軍戦で好投して、
一発で一軍にあがってくることを約束しました。
ジュンキくん、頑張れ!!