『マイチェン』 日々
きのう、きょう、あしたの3日間で
4度、いわゆる「ニュース」をお伝えします。
で、いろいろ考えていることがあるわけです。
はっきりと本人が認めてしまうのもよくないことなのかもしれませんが、
私は「ニュース原稿を読む」ということが
あまり得意ではありません。
自分で聴きなおしても「う~ん…」と思いながらすでに19年。
私はいわゆる「噛まない」ということには自信があります。
3分間の定時ニュースで、読み間違える=噛むということは少ない方だと思います。
これは持論ですが、
噛むアナウンサーは何度、下読みをしても噛む。
噛まないアナウンサーはほぼ初見でも、噛まない。
私は噛まない方なのですが、
ニュースを「伝える」ということに関しては「要努力」というかなんというか…。
そこで、
この3日間の4度のニュース担当では
ちょっと、いや、自分としては大きく、
読み方を変えてみようと。
ビッグなマイナーチェンジ。
4度のうち2度が終わりましたが、
いまのところ手応えはありません…(苦笑い)。
話変わって、
昨夜、テレビ番組で女性アナウンサーが
「あしたは五月(さつき)晴れ」と言いました。
こういうことが気になったりするんですよね。
もともとの「五月晴れ」の意味は
「梅雨の晴れ間。梅雨晴れ」なのです。
私はそういう認識なので「あれっ?」と思ったのですが、
辞書を引くと「五月の良く晴れた天気」が先に載っていて、
「梅雨の晴れ間」が2番目に記されているものもあるのです。
せっかくなので、
私がニュースの下読みの際に
近くで仕事中の東海テレビ気象キャスター・吉田ジョージさんに
『「五月」に「五月晴れ」と使っていますか?』と聞いてみました。
ジョージさんは
「今では間違いではないけれど、僕はあまり使いたくはないですね~」という答え。
ありがとうございます。勉強になりました。
私もしばらくはなるべく使わない方向でいきます。
毎日、野球場に通っていると余裕がありませんが、
こうして会社にいるときくらいは
「アナウンサー」としてあれこれ考えています。