『期待するなと言われても』 日々
きょうは中日・吉見一起選手の
契約更改交渉が行われました。
8試合3勝0敗、防御率0.94。
「投げられさえすれば、右肘さえ痛みがなければ」と
誰もが思わずにはいられない数字です。
投げられれば、吉見選手は勝つのですから。
【今季はこうやっておけば負けないと思いながら投げていた。絶対に打たれないだろうなと思って投げていました。偉そうな言い方になるが、肘さえ大丈夫ならそう簡単に負けない。】
しかし、その右肘が耐えきれませんでした。
【(手術した右肘は)今は大丈夫だけれど、先はわからない。家族のため、自分のためはもちろんですが、谷繁監督を男にしたい。谷繁監督に育ててもらった。いなかったら今の自分はない。そこしか頭にありません。】
そして
【若いときは二桁勝つことしか頭になかった。勝ちゃいいだろうと思っていた。今はチームが一番上になるように。自分の成績に興味がなくなりました。チームが勝てばますべてよし。】
カッコいい。
【皆さん、僕に期待しないでください。お願いします。】
最後に冗談とも本気とも取れるコメントで
私たちの前を去った吉見選手。
「自分の成績に興味がない」と言い切るとは、
吉見選手がさらにワンランク上にいった気がしました。
でも、
いくら本人がお願いしても、
私たちは吉見一起に期待をするのです。
それが吉見選手だからです。