『藝人春秋』 日々
明日から秋田出張です。
飛行機ではなく、
新幹線で行くことにしました。
約6時間の長旅です。
旅のお供に…と、
書店で1冊の本を購入しました。
しかし…
いかん、面白すぎる!
先が読みたくて、
どんどん読み進めてしまう!
私が買ったのは
浅草キッド・水道橋博士著
『藝人春秋』。
そのまんま東、石倉三郎、
甲本ヒロト、草野仁、…
「この世ならぬあの世」に住む
巨星・名人・怪人たちを
愛を持って著したルポ・エッセイ集。
私は職業柄か、古舘伊知郎さんの項から
読み始めましたが、
博士の描写力、表現力により、
その場の様が目に浮かんでくるようです。
私は歴史小説が好きで、
城山三郎、司馬遼太郎らの作品をたくさん読んできましたが、
結局のところ
「人間」に興味があるんです。
いいことばかり書かれているものなど興味がありません。
功罪含め、善悪包み込んで、
愛を持ってどれだけその人に迫っているかが知りたいし、
読みたいのです。
『藝人春秋』はまさにそんな一冊。
最後のオードリー若林正恭さんの
解説も素晴らしかった。
「物語の大きい小さいだけじゃない、他人の物語か、自分の物語かなのである」、
シビれる一文。
安全な場所から
他人の人生を批判してばかりの生き方は、
私は好きではありません。
それよりも自分の人生をしっかり生きていこうと。
ステキな一冊に出会えました。