『ジェット風船と、試合後の拍手』 日々
きょうから中日は
ナゴヤドームで首位攻防、ヤクルトとの3連戦です。
試合前は福田選手が円の中心に入り、
大きな声でチームを鼓舞します。
しかし、
きょうの中日のスタメンには驚きました。
「8番、キャッチャー、桂」。
桂依央利選手がプロ初出場、初スタメンです。
ちなみにスタメンを聞いたのはきょうの午前、
達川コーチからだったそう。
私はちょっとノーマーク、というか想像していませんでした。
しかし、
桂選手はやりました。
第2打席でプロ初安打、しかもなんとホームラン!
チームを刺激するにはこの上ない一発です。
きょうは「ジェット風船デー」。
普段はジェット風船が禁止されているナゴヤドームですが、
きょうは来場者にひとり1本のジェット風船が配られて
7回裏、中日の攻撃前に打ち上げられました。
ただし…
ちょっと話はそれますが、
ほとんどの中日担当記者、放送関係者が
「ジェット風船デー」のことを知らなかったというのはどうなのでしょう?
せっかくのイベントなら、
私たちも協力して盛り上げていきたいと思うのですが…。
話を戻します。
大野選手の今季2度目の完封勝利こそなりませんでしたが、
きょうも素晴らしいピッチングです。
さすが。
敵将・真中監督が「いま、セ・リーグで一番いい投手」という通りでした。
試合前、大野選手は、
初出場の桂選手に
「いろんなことを言われるやろうけれど、気にするな。一人一人抑えていこう」と
声をかけたそうです。
ちなみに大野選手が年下の捕手とバッテリーを組むのは
きょうが初めてだったとのこと。
背番号22が頼もしく、大きく見えます。
そして桂選手。
「本塁打を打てるとは思わなかった。守備はとても緊張しました。リードは50点、大野さんのボールがいいので抑えられました。いつでも1軍にいけるよう、2軍でやってきました。ナゴヤドームでやるためにやってきました。」
試合後、報道陣に囲まれ、少し長めの取材が終わった後、
私たちから期せずして桂選手への拍手が起こりました。
初出場、初安打、初本塁打、そして初勝利、
あれもこれも「よかったね!」と、
私たちドラ番から自然に湧いた拍手。
なんか、きょうは本当に気持ちがいい1勝でした!