『プロ野球選手の本当の実力がわかる!?』 日々
ここのところ、
毎日のように読んでいる野球本があります。
タイトルは『そこが知りたいプロ野球/本当の実力がわかる本2015』
(京都純典著/日刊スポーツ出版社)です。
セイバーメトリクス、ご存知ですか?
ここ数年、野球に関する様々な数値を、
統計学的の見地から分析して、
選手を評価するものです。
セパ12球団はもちろん、
2軍戦の成績もすべて数値が記載されています。
下の写真のように数値がびっしり!
目が疲れるのが難点ですが、
私はプロ野球に関するデータが好きなのでまったく飽きることがありません。
あした、先発予定の中日・大野雄大選手。
大野選手は
昨年のセ・パ両リーグで規定投球回に到達した投手の中で、
もっともフライアウトの割合が高い投手なんです。
これは【GO/AO】という数値で表されます。
セ平均は1.16で、大野選手は0.78。
昨季、30イニング以上投げた投手で、
「ゴロアウトが多い」という観点では、
中日では雄太選手が圧倒的、2.21という数字です。
1イニングの球数が最も少ないのが大野選手で、15.59球。
1イニングに何人の走者を出したかを表す【WHIP】で
最も優れていたのが又吉選手で、0.96。
ちなみにまだ今季は始まったばかりですが、
又吉選手のWHIPは1.31です。
先発投手が6回以上を自責点3以内に抑えた回数【QS%】は、
昨年は50%(セ5位)でしたが、
今季はここまで75%という驚異的な数字です。
なんてことをいろいろ比較しながら見ていくと、
新しい発見がたくさんあります。
あとは2軍選手をいろんな数値から分析して、
この選手が今年ブレイクするのではないかと予想するのも面白い。
出塁率プラス長打率を示すOPSを見ると、
ソフトバンク・牧原、塚田、猪本選手、
ロッテ・高濱選手、西武・山川選手などは
いつ出てきてもおかしくない数値を残しています。
と書いていたら、
ソフトバンク・塚田選手が
きょうの試合でプロ初本塁打を記録したようです。
とにかく目は疲れますが(笑い)、
この本からいろんな発見があります。
プロ野球ファン、
なかでもデータが好きな方にはオススメの一冊です!