朝５時半、

名古屋観光ホテル１階に

名古屋ウィメンズマラソン出場選手、関係者が

続々と姿を見せます。

５キロごとに置かれる

給水用のスペシャルドリンクの提出です。

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なぜ私たちがこのスペシャルドリンク提出を取材するのか？

それは

ボトルに書かれたメッセージやひと工夫など、

何かネタになることはないか？と探すわけです。

こちらが前田彩里選手の40キロ地点でのスペシャルドリンクです。

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「最高の笑顔でフィニッシュポーズを」と書かれています。

こちらはアジア女王・キルワ選手の40キロ地点のスペシャルドリンク。

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これ、一般に市販されているペットボトルのミネラルウォーターでは…？

東海ラジオ放送センター。

解説は日本陸連マラソン女子強化委員の長沼祥吾さん。

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放送の中でもいろいろ助けていただきました。

ありがとうございました。

レースは

アジア女王・キルワ選手が

２時間22分８秒の好タイムで優勝。

２位は去年の覇者・コノワロワ。

そして３位に前田彩里選手。

15キロの給水ポイントでほかの選手と接触し、

倒れ、出血しながらも快走。

２時間22分48秒の好記録を出しました。

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しばらく低迷している日本女子マラソン界に

さわやかな風を運んだ前田選手の快走。

リオデジャネイロ五輪、東京五輪に向けて

楽しみな選手が出てきてくれました。

また、

こういう瞬間に立ち会えて、お伝えできることは

スポーツアナウンサー冥利に尽きます。

仕事としては一年で一番苦しい一週間です。

２度目のメイン実況。

一年に一度のマラソン実況なので慣れることもなく、

失敗したらアナウンサーとして終わるというくらいのプレッシャーがあります。

きのうもよく眠れませんでした。

それでも多くの人に助けてもらいながら、

放送終了後に「お疲れ様さまでした！」と

笑顔で言うことができてホッとしています。

私のデキに関しては

これから聴きなおすとします…。

きょう、わたしのひとつの賭けは、

ゴールの瞬間、

「ユニスジェプキルイ・キルワ」とフルネームで言うか、

それとも「キルワ」と安全に置きにいくか、

悩んだ末に勝負にいきました。

賭けに勝って、

ハイライトシーンは無事に使えそうです。

ホッとしました。