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直球勝負!大澤広樹

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『吉見選手のプラス思考』 日々

きょうはナゴヤ球場へ。

2軍戦の取材です。

先発は新人・鈴木翔選手。

17日、鈴木選手の地元・浜松で凱旋登板することができるかどうかの

最終テストのような登板です。



結果は5イニングで5安打、

3回に4四球を与えて3失点という内容でした。

続いて登板したのが

右肘手術からの復活を目指す

エース・吉見選手。



2イニング、わずか13球で無失点。

7月上旬の1軍復帰に向けて、

第一段階は余裕でクリアしたように見えます。

さてさて…

試合後の吉見選手のコメントの一部をご紹介します。

【考え方で結果も全然変わってくるんです。(6回に1死1、2塁のピンチになったが)あの場面、打者がピッチャー(の歳内選手)で良かったな、と。考え方で変わるんですよ。プラス思考です。鈴木くんにも言ったんです。四球を出すのは仕方ないんです。でも、2ボール0ストライクからでも、マズイな、四球になっちゃうなじゃなくて、考え方ひとつで抑えられるんです。打者をよく見て考えて投げれば、(2ボール0ストライクからでも)有利に立てるよ、と。(山本)昌さんや(川上)憲伸さん、お手本になるピッチャーがいるんだし、考え方ひとつで結果が変わってくるというのを鈴木くんに伝えました。】

このコメントの中に、大切なものがぎっしり詰まっていると思うんです。

①準備の大切さ…相手打者の特徴、くせを、まず試合前に頭に叩き込んでおく

②観察することの大切さ…その時の打者の様子、雰囲気を観察する

③根拠あるプラス思考の大切さ…①、②に基づいて問題の解決法、2ボール0ストライクからどう抑えるか、その方法を実行する

この「根拠あるプラス思考」が、

吉見選手が勝てる理由だと思いました。

吉見選手はよく

「マウンドで楽しいなんてことはない。

ストライクが入らなかったらどうしよう、

打たれたらどうしようと

いつも思ってマウンドに上がります」と話してくれます。

これも間違いなく本心でしょう。

でも、

きちんとした準備=根拠に基づいて、

試合が始まればプラス思考で投げて、

自分の仕事を果たしていくんです。

なにも準備せずに

「何とかなるわ」というのは無謀。

吉見選手の経験と準備に基づいた、

根拠あるプラス思考。

やっぱりすごいわ。

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