『31秒、一年前の悔しさを』 日々
満員のウィングアリーナ刈谷にやってきました。
Bリーグチャンピオンシップ
クォーターファイナル(準々決勝)、
シーホース三河 vs.
栃木ブレックスのGame2。
勝てばセミファイナルへの進出が決まります。
そして80-75、
シーホース三河が勝ちました!!
「勝った」といえば3文字ですが、
いやぁ、苦労したし、楽しかったし、
興奮したし、
素晴らしい試合を見せてもらいました。
三河は最大21点のリードを奪い、
第3クォーターを終えて
62-47の15点リード。
私、正直に言えば
「きょうはこのままアッサリだな」と思っていました。
しかし、
そうはいかないのです。
残り1分28秒で75-73の2点差に、
そして残り31秒、
栃木田臥選手がフリースローを2本きっちり決めて
なんと76-75、
1点差になってしまったのでした…。
その瞬間の一枚。
しかし、
比江島選手がやってくれました!!
残り11.7秒でジャンプショットを決めて78-75!!
3点差に広げます。
残り3秒で栃木喜多川選手の3ポイントシュートが
わずかに外れました。
「ウワッ!!」と声が出てしまいました(笑い)。
残り1秒、
金丸選手がフリースローを2本決めて80-75。
これが31秒間の出来事です。
本当に面白かった。
そう言えるのも
三河が勝ったからでしょう。
栃木もやはり素晴らしいチームでした。
バスケットボールって
何十点も入るのに、
なんでこんなに接戦になるのでしょう。
昨シーズン、
セミファイナルで負けてしまった栃木に、
今年はやり返した三河でした。
昨年、
セミファイナルでは三河がボールを保持し続けてさえいれば、
タイムアップになって勝っていたはずでした。
しかし、
鈴木ヘッドコーチはきょう
「ボールを持っていたら勝っていたのに、私の指示が行き届いていなかったからミスして負けてしまった。一年間悔しい思いをした」
と話しました。
そのとき、ボールを持っていたのは比江島選手でした。
「彼が『悔しい』と何度も口にしていた。悔しさが誰よりも強い」、
だからきょうのゲーム中、
鈴木ヘッドコーチは
選手にこんな指示を出しました。
「きょうは彼(比江島)にボールを多く持たせるように」。
その指示に応えた選手達でした。
今週末は再びホーム・ウィングアリーナ刈谷で
セミファイナルを戦います。
鈴木ヘッドコーチは
「長い時間出続けた選手もいなかった、いい状態でセミファイナルを迎えられるのでは」
と話しました。
さあ、
Bリーグチャンピオンに向かうシーホース三河に
みなさんの「青援」をお願いします!!