『家康公生誕の地・岡崎』 日々
『プロとして』 日々
中日は
きょうもDeNAに敗れて連敗となってしまいました。
でも、
昨夜から、
私が気がかりだったことが晴れてホッとしていますし、
頼もしく思っています。
きのうの試合前、
5月11日(月)『ガッツナイター最前線』でオンエアするために、
福谷浩司選手にインタビューの申し込みをしました。
そして、本人の了解も得ていました。
しかし、
きのうの試合はその福谷選手がリリーフに失敗し、
逆転負け。
本人もかなりのショックがあったはずです。
なので、
私から小林正人広報に
「もし、福谷選手が気落ちしているようなら
後日でいいので」と声をかけていたのです。
ただ、チームはあすから甲子園、秋田と遠征に出てしまうので、
インタビューを収録したいというのが私の本音。
そして、
きょう、小林広報から「福谷、オッケーですよ!」と言ってもらえたときには
ホッとしました。
そして、福谷選手と向かい合います。
福谷選手はいつもと変わらない態度で、
私の質問に(嫌な質問もあったと思いますが)丁寧に答えてくれました。
彼に対して感謝の気持ちが湧くと同時に、
「福谷クン、プロだな」と思いました。
打たれたからといって取材を避けることもなく、
そしてしっかりときのうのことを受け止め、
見つめ直して
きょうという日を迎えていた福谷選手。
「きのうの失敗を取り返す?それはもうできないんです。きのうの試合は負けてしまったから。でも、きのうの失敗を見つめ直し、同じミスを決して繰り返さない。それが野球だけでなく自分の今後に生きてくると思うんです」
【気持ちを切り替える】と簡単に言いますが、
それはとても難しいことです。
でも、福谷選手は必死に気持ちを切り替え、
次の試合を見つめていたのです。
私が「インタビューを断られるかも…」と
心配していたことが、
彼に対して失礼だったなと、反省しています。
インタビュー収録中だけでなく、
収録後もいろいろ話をしてくれた福谷選手。
中日ドラゴンズの守護神にふさわしい器だと感じました。
面白い話がいろいろ聞けました。
11日の『ガッツナイター最前線』、
ぜひ聴いてください!
そして福谷選手、ありがとう!
『2死からとは言うけれど』 日々
美空ひばりさんの名曲『柔』の歌詞に、
「勝つと思うな、思えば負けよ」という一節があります。
これは、
吉田兼好『徒然草』に出てくる双六の名人の言葉、
「勝たんと打つべからず。負けじと打つべきなり」が
基になっていると言われています。
私は競馬が好きですから、
いい言葉だなと思い、
以前から好んで口にしているのですが、
それにしても…。
勝ったと思っていました…。
9回2死無走者、
3対1で中日がリード、
アウトあとひとつ、
投手は福谷選手。
「野球は2アウトから」と言いますが、
ほとんどの場合、
2アウトから何もなく終わります。
しかも、抑え投手が投げている9回です。
にもかかわらず、
DeNA関根選手の逆転2点二塁打を含む
5連打、1四球。
「野球は2アウトから」が起こってしまいました。
「もう大丈夫だろう、勝つだろう」と私たちに思わせた、
福谷選手の実力はもちろん認めるところ。
きょうの悔しさは今後晴らしてくれることでしょう。
そして、
こんな怖いことが起こる場面で何年も投げ続けてきた
岩瀬仁紀選手の偉大さを改めて感じた9回の逆転劇でした。