『英智コーチのノック』 日々
きょうも
快晴のナゴヤ球場で取材です。
グラウンドでの全体練習が終わるころに、
11月のトライアウトに向けて、
戦力外になった選手たちが
練習を始めます。
ブルペンで
矢地健人選手が投球練習。
いい球を投げているように見えます!
辻孟彦選手。
井上公志選手。
まずはトライアウトの結果がわかるまで、
彼らの戦いが続きます。
16時45分になり、
そろそろ帰社しなければ
生放送に間に合いません。
帰社準備をしながらグラウンドに目をやると、
飛び込んできた光景がこちら。
ドラゴンズの練習が終了し、
誰もいなくなった後のグラウンドで、
英智コーチが、
戦力外になった井藤真吾選手に
ノックをしていたのです。
すでにドラゴンズの練習は終わっているのです。
だから、
英智コーチの「勤務」はもう終わっているはずです。
そして、
井藤選手の方から
「ノックを打ってください!」とは言いづらいはずです。
おそらく、
英智コーチが
進んでノックバットを握ったのでしょう。
戦力外になったけれど、
トライアウト受験に向けて練習を続ける
「教え子」のために。
なんかスカッとするいい光景を
英智コーチに見せてもらった気がしました。
ブルペンで矢地選手の投球を受けたのは、
昇竜館副館長補佐の藤井優志さん。
藤井さんもおそらく申し出たのでしょう。
ネタがなくてとてもとても困った一日でしたが、
コーチ、裏方さんたちの優しさを感じた
いい一日でもありました。