『戦力外になったプロ野球選手』 日々
あすまでドラゴンズは休養日ですが、
午前中から14時くらいまで、
選手が自主的に体を動かしています。
その後に動き出すのが
ドラゴンズを戦力外になった選手たちです。
私が帰社する16時半、
ナゴヤ球場内でまだ汗を流していたのは
堂上剛、森越、井藤の3選手でした。
同じく戦力外通告を受けた矢地選手。
ことし4月に結婚し、
そして来月、第一子を出産予定だそうです。
しかし、
そんな事とは関係なく、
戦力外通告はやってきます。
球団事務所で、
わずか3、4分の時間で。
矢地選手ともゆっくり話しました。
彼から「野球を続けるんだ!」というエネルギーを感じました。
今季、一軍で未登板だった矢地選手、
シーズン途中で
「今季限りだろう、
でも、
手ごたえは感じている。
どこでもいい、野球を続けよう」と
腹をくくったとのこと。
だから、
戦力外通告の日にも
涙はありませんでした。
プロ野球でも、
もしかなわなければ社会人野球でも、
なんとか矢地選手に
野球を続けさせてやれないものかと思います。
もちろん、
現役続行を目指して汗を流している選手全員に対して。
ナゴヤ球場のすぐ横の高架を走る東海道新幹線。
きょうは
幸せを運ぶドクターイエローが走りました。
幸せな結末を、
どうかみんなに運んでください。