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直球勝負!大澤広樹

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『沖縄ウィーク』 日々

この6連戦、

ナゴヤドームは『沖縄ウィーク』です。

きょうは「読谷デー」。

読谷村といえば、

ドラゴンズの2軍キャンプ地としておなじみです。

試合開始前には

グラウンドでエイサーの披露。



エイサーとは、

簡単にいえば「沖縄流盆踊り」でしょうか。

また、泡盛が両球団に贈呈されました。



この甕には何杯分の泡盛が入っているのでしょう。

ちなみにきょうの最高気温は

名古屋が35.2℃、

那覇が32.8℃。

残暑とは言えないでしょう…。

『ベンチの横には』 日々

以前、このブログで

千葉ロッテのベンチには

ロッテ製品のガム、飴が置かれていると載せました。

では、

中日のベンチには何があるのか!?

こちらの写真、

ときどきテレビ中継でも映ることがあるので

ご存知の方がいらっしゃるかもしれませんが、

さて、中身は…。



右、青い容器には冷水です。

左、赤い容器には「バイオ茶」とラベルが貼られています。

味は至って「日本茶」ですが、

実は、プロ野球、Jリーグなど

スポーツ界で愛飲されているそうです。

飲み物だけでなく、

粉末のミネラルも常備されています。

さらにこんなものが。



爪切り、ヤスリ。

これは必需品ですね。

そして、

おそらく今年から置かれるようになったのが

一回使い切りサイズの「目薬」です。

写真の透明・ピンク色のケースに一回分が入っています。

私も草野球の試合中には頻繁に目薬をさしますが、

プロ野球選手もやはりよく使うようです。

そう、野球選手は目が命、です。

『稲葉さん、吉見選手…忘れられない一日』 日々

2008年、当時は東海ラジオの野球解説者だった稲葉光雄さんが、ドラゴンズの沖縄春季キャンプ取材から帰ってきたときのこと。稲葉さんが興奮していた。「大澤さん、スゴいピッチャーがいたよ。吉見。素晴らしいフォームで投げていた。ブルペンの中でピカイチ」と早口で言った(野球のことになると熱くなるから…)。開幕前の番組でも、「注目の選手は吉見」と言っていた。稲葉さんの理論を体現した理想的な投げ方、それが吉見一起選手の投球フォームだったそうだ。ただ、吉見選手はドラフト希望枠入団だったとはいえ、そのときは通算1勝の投手。稲葉さんが推すこの吉見という投手、さあいくつ勝つのだろうと、私は期待半分で注目した。

その春季キャンプ、ブルペンで投球練習を終えた吉見一起選手は、球団関係者を通じ、ネット裏の見知らぬ?中年男性に呼ばれた(注・稲葉さんによれば、吉見選手はそのとき「誰だろう?知らないオッサンだな…」みたいな顔をしていたと言っている)。それが、稲葉さんと吉見選手の初対面だった。見知らぬ中年男性は「いま、君は素晴らしいフォームで投げている。今年、間違いなく勝てるから、自信を持って続けなさい」と言った。このときの稲葉さんと吉見選手の会話は、その後、稲葉さんから自慢話のひとつとして、何度も何度も聞くことになるのだが(笑)。

そして、2008年、吉見選手は初の10勝を挙げ、以後2けた勝利を4年も続けている。



(写真・ナゴヤドームに設けられた弔問記帳台)

「稲葉さん、ロンドンオリンピックが終わりました。きょう8月15日は終戦記念日です。でも、今日という日が、残念ながら稲葉さんの閉会式になってしまいました」という言葉で始まった、鈴木孝政2軍監督の弔辞。鈴木さんがプロ入りした前年、20勝を挙げてバリバリの主戦投手だった稲葉さん。2人の思い出を、涙で言葉に詰まりながら、悔しさを押し殺しながら語った鈴木さん。私はハンカチが手放せなくなりました。喪主である彰子夫人。「いつもと同じように『いってきます』と家を出たが、『ただいま』は聞けませんでした」「家では、私だけの野球解説者でした」、素晴らしいご挨拶だった。平凡な日常こそ幸せなのだと改めて教えてもらった。そして、ユニホーム姿でお別れをする全コーチ、選手、スタッフ。稲葉さんが「あいつは全然なってない!」と怒っていた若手選手ほど、きょうは涙を流していた。人目を憚ることなく泣いていた。愛がないと怒れない。その愛はきちんと伝わっていた。そして、若手だけではない。ベテラン選手も涙を流していた。稲葉さんの棺を、涙を浮かべながら、山本昌選手が、山﨑選手が運んでいたのが見えましたか?



(写真・8月2日、ナゴヤ球場のマウンドで振りかぶる稲葉さん)

きのう、登板前日は報道陣とはほとんど話をしない吉見選手が、私に話しかけてきた。「大澤さん、ブログを読みました」。稲葉さんの亡くなった翌日、私がブログに載せた拙い文章を、吉見選手が読んでくれたそうだ。登板前日、吉見流の調整に配慮すれば、ゆっくり話す時間はない。でも、吉見選手が「僕、ひとつ心残りがあるんです。稲葉さんに『勝ったときのドアラのぬいぐるみ、もらえないか』と頼まれていたのに、渡していなかったんです」と。私は「そうか。でも、あした勝てば最高のプレゼントでしょ。僕も実況だから、絶対に勝ってくれよ。頼むな」と言ってしまった。変なプレッシャーをかけてはいけないとは思いながら、言ってしまった。言わずにいられない、なぜなら、エース・吉見一起だから、稲葉さんが「最高」と認める吉見一起だから。吉見選手は「頑張ります。やりますよ」と返してくれた。

火曜日の時点で、きょうの中日対巨人、吉見選手が必ず勝ってくれると信じていた。



(写真・同じ日、おどける稲葉さん)

稲葉さん、観ていましたか。聴こえましたか。さすが、稲葉さんが「最高」と認める投手ですね。吉見選手がジャイアンツ相手に完投勝利ですよ。

吉見くん、やっぱりスゴイわ。数時間前に稲葉さんと別れを告げても、マウンドに立ったらいつも通り投げる。さすが「最高」の投手です。

大澤アナウンサー。吉見選手のマネをして、冷静に冷静にと思いながらマイクに向かったけれど、最後は涙を堪えるのに必死でしたね(苦笑)。きのうはほとんど眠れなかったけれど、よく頑張ったと思います、今夜は。

頭の中を何度も何度も巡るきょうの出来事。ここ数日の出来事。アナウンサーになって15年、忘れられない一日になりそうだ。

『震えた…』 日々

きょうは試合前に

故・稲葉光雄2軍投手コーチの

追悼セレモニーが行われました。

私が司会進行を仰せつかったのですが、

満員のナゴヤドームが静まり返るなか、

一切の読み間違いは許されないという極度の緊張に、

珍しくマイクを持つ手が震えました。

追悼セレモニーは滞りなく終了。

稲葉さん、

稲葉さんのおかげで無事に終わりましたよ。

「きょうは絶対に勝ってくれ!」と願った巨人戦でしたが…



完敗。

ショックに震えました…。

あしたは稲葉さんの葬儀、告別式に出席したあと、

ナゴヤドームの中日対巨人を実況します。

解説は、稲葉さんの教え子である野口茂樹さんです。

大丈夫。

あしたはエース吉見一起選手が、

稲葉さんにウイニングボールを届けてくれます。

『韓国料理と甲子園と』 日々

大阪・北新地にある

韓国カニ料理専門店「プロカンジャンケジャン」へ。

あのチャングンソク(名前くらいしか…)が愛する味、

あのT-ara(何人組?)も来店した大阪店。



生姜とニンニクが入った醤油ベースのタレにワタリガニを漬け込んだものが

カンジャンケジャン。

これを手でがぶりと食らいつき、



隅々まで吸い尽くすわけです。



おいしい。

今まで経験したことがない味わいです。

ただ、結構いいお値段ですが(笑)。

そして、そのまま甲子園球場へ。

きょうは地元・県立岐阜商業高校の登場です。



お盆休みの上、大阪桐蔭高の試合があり、

早々に満員札止めの甲子園。

大阪桐蔭の試合終了を炎天下待ち続けること1時間半、

やっと入場券を入手。

3塁側内野席で県岐阜商を熱烈応援。

かちわりで涼を取りながら。



しかし、ダメだった…。

新潟明訓高に完敗。

岐阜県代表の夏は終わりました。



でも、やはり甲子園球場の雰囲気はたまりません。

また、来年の夏。



余談ですが、3塁側ベンチ上に座っている私の姿が

ちょくちょくテレビに映ってしまっていたようで、

数人の友人たちからメールで、またTwitterで連絡がきました。

恥ずかしい。

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