『稲葉さんの御仏前に』 日々
きょう、
3年間の韓国でのコーチ業を終えて帰国した
落合英二さんと共に、
故・稲葉光雄投手コーチのご自宅を訪問いたしました。
落合さんがドラフト1位で入団したとき、
肘を痛めていて投げられなかった落合さんに
付きっ切りで指導祖手くれたのが稲葉さんでした。
婚姻届の保証人も稲葉さんだったそうです。
私よりもずっと深い絆で結ばれた稲葉さんと落合さん。
稲葉さんは何度も何度も、
「いつになったら英二がドラゴンズのユニフォームを着るんだ」と言っていました。
お仏壇の周りには
笑顔の稲葉さんの写真と共に、
通算100勝のウイニングボールが飾られていました。
そして、
現役当時のグラブも。
私が感動したのは、
書棚にあった『伝わる話し方』『論理的な話し方』という2冊の本。
コーチ業でも野球解説業でも「話し方」というのはとても大切だと思いますが、
それを本を読んで真剣に身に付けようとしていたとは、
いかにも稲葉さんらしいな、と、
改めてその人柄に触れることができた気持ちになりました。
彰子夫人と、落合英二さんと、私。
稲葉さんのことを語らいながら、
大切な1時間を過ごすことができました。
稲葉さん、
私たちは頑張ります。
気まぐれ映画評『人生の特等席』 気まぐれ映画評
データ野球の『マネーボール』(2011米、ブラッド・ピット)とは真逆の、アナログ人間でプロ野球の伝説的スカウトマン・主人公ガス(クリント・イーストウッド)。目と耳で選手を見つけるオールドスタイルは、デジタル人間に馬鹿にされ苦しい立場に追い込まれていくが、友人と娘がそんなガスを救う…、というよくある物語である。が、イーストウッドの存在感がこの映画をまとめ上げ、魅力的な作品に仕上がった。
オープニングでは尿のキレが悪くなったイーストウッドのシーンから入り、視力は落ち、椅子につまづき、車はぶつけ、と、カッコ悪い「ご老人」。そのイーストウッドが、娘にちょっかいをかける男には黙っちゃいない。ビール瓶を叩き割り、そしてぶっ飛ばす。カッコいい「イカしたじいちゃん」。素晴らしい表情、演技。さすが。
今の時代にパソコンも使えないプロ野球のスカウトなんかいるのか、そんな甘くはないだろう、うまく行きすぎでしょ、と思う気持ちは湧き上がったが、結局、野球は人間のやることなのだ。データだけで割り切れないから面白いのだ。ピーナッツボーイがドラフト1位のバットをかすらせもしないシーンは痛快だ(ファウルくらいはできるだろうとも思ったが)。
メディアは、ぜいたくな生活をしている人のことを「勝ち組」と言い、勝ち組こそ「人生の特等席」であるかのように伝えるが、幸せとは人それぞれ。他人が見れば「三等席」でも、本人にとっては「特等席」だということもある。「個性」「個性」と言うわりに、横目で他人と比べる人。そして、歳を取っているだけであたかもその人が無能であるかのように叩く人。人と比べてばかりでは、他人を攻撃するばかりでは、「人生の特等席」は見つからないのでしょう。
『12・22』 日々
落合英二さんが名古屋に帰ってきました。
ということで…
今年もやります!草野球頂上決戦!
第3回ガッツナイターズVS麻婆茄子!!
私が率いるガッツナイターズと
CBC若狭敬一アナが所属する麻婆茄子との
年に一度の草野球対決です。
決戦を前にお互いの健闘を誓いました。
10月16日のブログでもご案内していますが、
12月22日(土) 午後1時半プレーボール、
名城公園 A面 。
試合前には観覧者とともにノックやキャッチボールを行う予定。
また、試合後には抽選会もあります。
観覧は当然無料です。
何せオッサンの草野球ですから(笑)。
おととしは麻婆茄子が2対0で勝利し、
去年はガッツナイターズが1対0で接戦をものにしています。
さぁ、果たして今年はどんな戦いになるのか!?
ぜひ、お誘い合わせの上、お越し下さい!
予告先発はガッツナイターズが落合英二。
麻婆茄子は若狭敬一です。
お楽しみに!