『神宮球場、西武ドーム』 日々
野球取材の旅。
早起きして名古屋を発ち、
神宮球場へ。
東京六大学野球、
東大対慶大。
ドラフト1位候補、
慶大・福谷選手(愛知・横須賀高出)。
早大対立大。
早大・吉永選手。
日大三高では3年夏に甲子園で優勝投手に。
早立戦の試合途中に神宮を後にし、
向かった先は西武ドーム。
駅を降りた瞬間に聞こえてくる
球場内の歓声、アナウンス、
トランペットや太鼓の音にワクワク。
牛タン焼きと富士宮やきそばを買って場内に。
優勝の可能性をわずかに残すライオンズ、
球場は満員です。
やっぱり満員の野球場はいい!
あすは
神宮で慶大対東大を観て、
横浜スタジアムで
DeNA対中日を取材します。
野球漬け。
幸せ。
『ノーヒットノーラン』 日々
ノーヒットノーランを
やられてしまいました…。
名城早朝軟式野球リーグ第18戦、
相手は強豪・真心ファイターズ。
ガッツナイターズは4連勝中、
チーム状態も過去最高と言える状態だっただけに、
楽しみにしていた一戦だったのですが、
5対0で完敗です。
なんと、外野まで飛んだ打球さえもゼロ。
四死球で走者は出し、
得点圏まで進んだこともあったのですが、
9三振、とにかく打てませんでした。
私も空振り三振と見逃し三振。
2006年チーム発足以来、
初の無安打無得点試合を喫しました。
ガッツナイターズは
ハイレベルの同リーグでも弱いチームではありません。
でも、
勝ちきれないし、
強豪には負け越してしまいます。
野球は難しい。
野球は頭だ。
残り3試合、全部勝ちます。
気まぐれ映画評『天地明察』 気まぐれ映画評
第7回は
『天地明察』です。
江戸時代に改暦に挑んだ天文学者・安井算哲(渋川春海)にスポットを当てた『プロジェクトX』であり、『情熱大陸』である。算術とか天文学とか、私はまったくの門外漢であるが、へぇ〜と感心することばかり。狂気じみた熱意と集中力、そして仲間の応援が、大事業を成し遂げるためには必要であることは、いつの時代も変わらない。しかし、江戸時代という身分制度の確立した時代に、一介の碁打ちが、改暦という大事業を成すというストーリーは痛快であり、また、その情熱には拍手喝采。保科正之、徳川光圀という歴史上の人物の卓見もまた見事。関孝和は周りの応援があれば、算哲よりも先に改暦を成しえたかも?もちろん、史実と違うところはあろうけれど。
改暦にあたり、公家との勝負を庶民の娯楽に落とし込み衆目を集め、そして挑むあたりが、映画というエンターテインメントとして飽きさせない。「日食」は起こるのか起こらないのか。今ならネットですぐにわかることに、自身の命を賭けた算哲。「命懸け」とはまさに算哲の生き様をいうのだ。
さわやかな天文オタク・安井算哲を演じきった岡田准一が良い。そして、算哲の妻・えんを宮崎あおいも好演。
冲方丁(岐阜県各務原市出身)の原作を読了していた私も大満足の作品だった。
『消化試合』 日々
新聞、放送では
プロ野球の優勝チームが決定したあとの試合を
「消化試合」と表現することがあります。
でも、
私はこの「消化試合」という言葉を
放送で使うことはほとんどありません。
そりゃ、
取材していればわかります。
取材者が減り、
練習中に流れるまったりした空気に触れていれば。
でも、
プロ野球は興業であり、
その日しか観に来られない方も大勢いるのです。
お金を払って観に来る方が1万人以上いる試合を
「消化試合」だと放送で言う勇気は私にはありません。
実況を担当するのが
ツラいという気持ちもあります。
何をしゃべればいいだろう?
いわゆる「消化試合」「ワンサイドゲーム」で私が心がけること。
それは「丁寧にしゃべる」、このひと言につきます。
「ナゴヤドームは○対○、○○がリード、ピッチャー○○、バッター○○、…」
基本をおろそかにしない。
雑な描写をしない。
実況デビューした頃なら
絶対に手を抜かないはず。
ある意味では「修行」だと思い、
マイクに向かいます。
そりゃ、きょうだって残念な試合でしたよ。
「全然打てないなあ、なんだよ…」とも思います。
かと言って、手を抜くようでは
大事な時に大きなミスをするのです。
もっと言えば、
大事な場面が回ってこなくなります。
つまらないと思われるくらいの試合こそ、
アナウンサーの力量が問われると思っています。
きょうの解説は鹿島忠さんでした。
鹿島さんも
この状況でも丁寧に、
全力で解説してくださいました。
嬉しかったです。