『田島慎二対伊藤隼太』 日々
きょうもドラゴンズが勝ちました。
これでナゴヤドームでは27勝6敗6分、勝率.818。
驚異的です。
きょう、私は実況担当だったわけですが、
注目していた対決がありました。
中日・田島慎二 vs 阪神・伊藤隼太の新人対決。
結果は、田島選手の圧勝。
あっという間に追い込み、
直球で空振り三振。
伊藤選手がベンチ前で
悔しそうにバットを叩きつける姿が印象的でした。
伊藤隼太選手は中京大中京高から慶大、
高、大学ともに1年からレギュラーで、
さらに、
大学時代には日本代表の4番。
絵に描いたようなスター街道を歩み、
阪神タイガースのドラフト1位です。
一方の田島慎二選手は
中部大第一高時代に、
準決勝でその伊藤隼太選手擁する
中京大中京高に敗れ、
東海学園大学に進学、
2部降格など苦杯を味わいながらも
中日ドラゴンズのドラフト3位で指名されました。
しかし、プロ1年目のここまでの成績はどうでしょう。
言うまでもありません。
「叩き上げ・田島」対「エリート・伊藤」、
ここまでははるかに田島選手が先を行っています。
2人がどんなことを思いながら対決したのか、
早く取材したいです。
そして、
2人とも球界を代表するスターになることを楽しみにしています。
田島、頑張れ。
伊藤、頑張れ。
『ホームラン競争』 日々
ドラゴンズは1軍も2軍も
あすから後半戦。
炎天下、ナゴヤ球場では
汗をたっぷりかきながらの練習が行われていました。
きょうのメニューがこちら。
この暑さの中でのアメリカンノックはキツいなあ…。
でも、年齢別に本数が決まっています(笑)。
ブルペンでは浅尾拓也選手がピッチング。
久しぶりに投げている姿を見ました。
43球。
投げ終わったあと、
某新聞社のカメラマンが撮影していた画像でフォームをチェック。
「そんなに悪くないですね」と言いながら、
小さなモニターを見つめる浅尾選手。
稲葉コーチは
「いい形になってきたからな」と声をかける一方で、
「でも、まだ時間はかかるぞ」とも。
さて、
ナゴヤ球場ではホームラン競争?が行われました。
しかも、ピッチャーだけで。
今中コーチとスタッフが投げるボールをフェンスオーバーできるか!
余興として、
小熊選手がDeNAラミレス、ヤクルトミレッジ選手の
打撃フォームのものまねで笑わせてくれました。
そして、ホームランを打ったのは2人。
打ったのは…
…
…
平井選手とネルソン選手でした。
『甲子園だけが高校野球ではない』 日々
母校・加納高硬式野球部の夏が終わりました。
勝てば91年以来のベスト8(私もメンバーでした)も
強豪・中京高に10対0、6回コールド負け、
しかし、8年ぶりの16強の栄誉が色あせることはありません。
後輩たち、よく頑張った!
このグラブは
高校時代に私が使っていたもの。
約20年前の汗が染み込んでいます。
野球部での3年間、
辛い思い出の方が多いけれど、
やっぱり野球を辞めなくて良かったなと思います。
今年の3年生のうち、
2人がベンチに入れませんでした。
メンバー選考にどれだけ頭を悩ませ、心を痛めたか、
監督から聞いています。
詳しいことは書けませんが、
2人にはそれぞれ事情があり、
そのことを思うだけで私は目頭が熱くなります。
2人は悔しかったでしょう。
辛かったでしょう。
他の3年生も辛かったはずです。
しかし、メンバーに漏れた後、
2人は今までよりも率先して練習を手伝ったそうです。
勝ち負けは大事です。
でも、高校野球は教育の一環でもあります。
ベンチに入れなくても
その2人の姿こそ、加納高野球部です。
2人の姿を見て何を感じたか、
明日からの新チームが証明してくれるはずです。
私の大好きな一冊、『甲子園だけが高校野球ではない』のタイトルが
胸に一層沁みた
今年の加納高硬式野球部でした。
3年生部員、保護者の皆さん、
そして応援していた在校生、卒業生の皆さん、
お疲れさまでした。