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エンパイヤーステートビルは自由の女神へ行くフェリーが出ているマンハッタンの
南突端とセントラルパークまでのローワーマンハッタンとミッドタウンのほぼ中間に
位置しています。
展望台からの眺めをもう少々。
西側からの眺めはハドソン川とその向こうに広がるニュージャージー州です。
夜景なので分かりにくいですが、真ん中当たりで暗くなっているところが
ハドソン川。
マンハッタンは東にイースト川、西にハドソン川と二本の川に挟まれていますが
車を使う場合、同じ州(というより同じ市)に渡るイースト川には何本もの橋や
トンネルがあるのに対し別の州に渡るハドソン川には中央部からのアクセスは
二本のトンネルのみ。
やはり州が違うというのは日本人にはわからない何かがあるのでしょう。
ニュージャージー州とのアクセスについてはまた回を改めて触れます。
さて、西側の真下を覗くと
ライトアップされた建物がインドアスポーツの殿堂、マジソンスクエアガーデン。
また復活祭パレードの主催で有名なデパート、メイシーズ本店もあります。
北側へ目を向けると
タイムワーナーセンターなど近年出来た高層ビルが林立しています。
エンパイヤーステートビルを出た後、ちょっと足を伸ばしてマンハッタンの
鉄道の一大ターミナル、グランドセントラル駅にも立ち寄りました。
日本で言えば東京駅のような存在です。
数え切れないほどたくさんの映画やドラマに登場しますから
ご存知の方も多いはず。
私も以前、たまたま映画のロケをやっているときに訪れたことがあります。
グランドセントラル駅のすぐ東がニューヨークの摩天楼紹介の写真などで
おなじみ、先端のタワーが特徴的なクライスラービルです。
ご覧の通りこの日はきれいな月が出ていました。
と言うことで、グランドセントラル駅、クライスラービルと月、
三者のバランスを考えての一枚
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師走・・・。あっという間に日にちが経って随分ご無沙汰してしまいました。
さて、ニューヨークといえば摩天楼、摩天楼といえばニューヨーク。
かつて展望フロアがあるビルはエンパイヤーステートビルと
同時多発テロで倒壊したワールドトレードセンタービルの
二箇所でした。
ワールドトレードセンターがなくなった後、長年閉鎖されていた
ロックフェラーセンタービルが展望フロアの営業を再開しました。
昼間と夜景では全く景色が違うので、複数回時間を変えて登る
価値は充分ですが、入場料は例えばエンパイヤーステートビルでは
$50(一番上の展望フロアまで上がる場合)と決して安くありません。
ここ数回は全く登っていなかったのですが今回はどうしても登る
必然がありました。
というのもあれから13年、ついに新しいワールドトレードセンタービルが
完成したのです。
展望フロアの営業は来年に入ってからと言うことですが、テナントとして
入ったオフィスフロアはオープンしました。
今回はこの新しいワールドトレードセンタービルを見るために
夜にエンパイヤーステートビルに上がりました。
観光地といえどもアメリカを代表する建物。
テロの標的となる恐れがあるため、まるで飛行機に乗るときのように
厳しいセキュリティーチェックを受けた後エレベーターへ。
86階のメイン展望台に到着するとエレベーターを乗り換え、106階の
トップ展望台へ向かいます。
この日は夕方の写真の通り雲も少ない絶好の展望日和。
トップでの景色を堪能していて写真を撮り忘れてしまいました。
メイン展望台はオープンエアになっています。
ガラスの反射もないところで写真を撮りました。
そして南側へ出ると・・・
拡大してみました。
前のビルとは全く違うデザインですが、シルエットの美しい建物です。
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出張などがあり、シリーズものをやっているくせに滞ってしまいました。
さて、天候にも恵まれた今回の旅行、夜景を見に行く合間も
時間を有効に使おうということで、散歩がてらマンハッタンの
西を流れるハドソン川へ向かいました。
かつては日本で発行されているガイドブックに、ことごとく
「危険な地域なので旅行者は近付かないこと」などど書かれていた
地域で、実際観光スポットも乏しいところでした。
しかし、廃線となって放置されていた貨物鉄道の高架を遊歩道に
再利用した「ハイライン」が出来てからは少しずつですが再開発が
進んでいます。
ホテルからまっすぐ西に向かっておよそ15分、ハドソン川に出ました。
ちょうど夕暮れ時。
川を挟んだ対岸はニュージャージー州です。
このあたりはディナークルーズやリバークルーズの船乗り場。
影になっている船はシーフードのディナークルーズ船で、お客さんの
到着を待っているところでした。
大陸だからなのか、夕焼けの色が日本では見たことがない色に感じます。
アメリカの正式名称はご存知「アメリカ合衆国」。
州はそれぞれ独立国で、その独立国がさらに一つの共同体として
連邦国家を形成しています。
つまり川の対岸は「別の国」、日本人の私には知識としては分かっていても
何とも不思議な感覚に襲われます。
再開発のついて触れましたが、川沿いは物流拠点として倉庫が多い地域でした。
しかしこの位置から後ろを振り返るとこんな光景です。
倉庫が取り壊され、高層マンションが立ち並んでいます。
家賃がとんでもない金額で土地も狭いマンハッタン、日本の感覚だと
つい最近までこんな一等地が倉庫やその跡地として放置されていたのは
信じられません。
ここから2ブロック北へあがると「イントレビット博物館」があります。
これは退役した空母をそのままハドソン川に係留して、博物館として
一般公開されています。
もう夕暮れ時なのでもう閉館していましたが、艦橋を見るだけで大迫力。
さらに滑走路を兼ねる甲板にはこちらも退役した海軍の航空機が所狭しと
展示されているのが確認できます。
ちょっと木が邪魔でいい写真が撮れませんでしたが
地震でもあると落ちるんじゃないかというくらい。
まあニューヨークは地震はまず、ないのですが・・・。
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さて、久々のニューヨークですが今まで行きたくても行っていない場所が
あり、今回は何はともあれまず行こうと決めていたところがありました。
19世紀にイースト川に架けられたブルックリン橋です。
ロウアーマンハッタンと、川を挟んだブロンクスを結んでいます。
キャナルSt駅で地下鉄を降り、チャイナタウンで腹ごしらえをして
ブルックリン橋に向かいました。
この橋は二層構造になっていて、下が車道、上が歩道になっています。
旧ニューヨーク市庁舎に程近い場所が歩道に入り口。
ついに念願のブルックリン橋に到着しました。
行った日はちょうどアメリカの祝日「ベテランズデー」(退役軍人の日)で
通勤に使う人はいませんでしたが、観光客で思った以上に混雑していました。
歩道は幅がおよそ4mでマンハッタン側から見ると左が自転車レーン
右が歩行者レーンに分かれています。
ではブルックリン橋の写真を連続でどうそ。
石造りの橋脚は重厚感があり、歴史を感じさせます。
ちなみに歩道は入り口付近以外は木製なので、隙間から下が
微妙に透けて見えます。
高所恐怖症の方にはちょっとつらいところかも・・・。
マンハッタン方向を振り返ると摩天楼が見えます。
橋脚部分は遊歩道のようなスペースがあり、車道の上まで行くことができます。
川の上とはいえ、海の近いので結構錆も。
橋脚の上からケーブルを垂らしてメンテナンスも行われていました。
帰路、橋の上で記念撮影。
念願叶い、よい思い出になりました。
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呼び出しに応じて搭乗口のカウンターへ行き
呼び出された旨伝えました。
すると「アメリカ航空当局の要請で、ランダムに選んだお客様に
更なるセキュリティーチェックをお願いしています。」とのこと。
日本のセキュリティーチェックもペットボトルを機械にかけて確認するなど
以前に比べて厳しくなっていますが、アメリカのセキュリティーチェックは
靴を脱ぎ、ベルトも外して機械にかける更に厳しいものです。
どのようにチェックするのかというと、カウンターの裏へ案内され
やはり靴を脱がされて靴のチェック、機内持ち込みのかばんの中味を
くまなく調べる、念入りなボディータッチといったものでした。
アップグレードかと淡い期待を抱いていた私はがっかりするやら拍子抜け
するやら・・・。
そんなことを経ていよいよ機内へ。
ニューヨークまでおよそ12時間半のフライトです。
座席モニターでエンターテインメントを楽しみつつ、うとうとしつつ
航路マップで見ると徐々に近付いてきました。
朝食の時間になり窓のブラインドを開けると
アメリカの広大な光景が!
3年10ヶ月ぶりのアメリカ本土です。
飛行機はニューヨークへ向かって飛び続けます。
やがて
マンハッタンの摩天楼が見えてきました。
ちなみに写真右手前に写っているのは主翼です。
マンハッタンの南部分、いわゆるロウワーマンハッタンに
ひときわ高くそびえるのがオープンしたばかりの新しい
ワールドトレードセンタービルです。
同時多発テロで二つのタワーが倒壊してから丸13年、
ついにかつてのタワーよりも高いビルが完成したのです。
こうして雲もほとんどない快晴の中、JFK国際空港に着陸しました。