安芸の宮島 info
ゴールデンウイーク前半、亡父の十三回忌のため久々に広島に帰郷しました。
法事を済ませ、母が予約してくれた世界遺産「安芸の宮島」対岸のホテルにチェックイン。
このホテルの売りは、オーシャンビューの部屋からの宮島の眺めと
ホテルが運行する「ナイトクルーズ」です。
ゴールデンウイークと言うことで満室、ナイトクルーズも予約でいっぱいで
臨時で運行される9時半の便に何とか乗ることができました。
小学校3年生の9月まで広島市内に住んでいた私にとって、宮島は幼稚園や小学校の遠足で
訪れたり、広島を離れた後も祖母が深く信仰していたお寺に行ったりと数えきれない回数
足を運んでいるのですが、宮島口から宮島への連絡船以外の船に乗るのは初めて。
しかもこのナイトクルーズのクライマックスは「鳥居くぐり」です。
ご存知の方も多いと思いますが、厳島神社の大鳥居は海の中にあります。
ちなみに社殿も大部分が海の上です。
これは古来島そのものが「神」として信仰の対象になっていたため
神様の体=島の陸地に鳥居や社殿を建てるのは失礼に当たるとして
このような形態になったそうです。
船は水深の関係で大潮の満潮の時しか「鳥居くぐり」が出来ないそうです。
この日はちょうど満月の直後で、条件は最高。
ゆっくりと鳥居に近付きます。
海側から鳥居の中へと入っていきます。
大きな額には「厳島神社」の文字。
その反対側、陸側の額は
こちらには「伊都岐島神社」の文字。
共に有栖川親王の親筆だそうです。
干潮の時に歩いて真下までいけるので幼少のころから鳥居には何度も行っていますが
船でくぐるというのは神秘的な経験でした。
船は鳥居を往復でくぐりました。
我々の船が離れると、別の船が鳥居くぐりを始めました。
我々の船も傍から見ればこんな感じでくぐったんですね。
故郷での新たな発見でした。