競馬中継の裏側 info
今年3月にペガサススタンドも完成し、2年ぶりにグランドオープンした
中京競馬場。
12月開催は3週6日間だったので、あっという間に終わった感じです。
さて、今日は競馬中継の裏側をちょっとご紹介します。
競馬中継で大活躍なのがこれ。
結構大きなアンテナです。
ほとんどの中継は基本「ライン」と呼ばれる放送専用線が引かれてます。
ナゴヤドームなど、中継の頻度が高い場所は恒常線、つまり家庭の固定電話
みたいに引きっぱなしになっています。
一方、地方球場など1〜数日しか中継を出さない場所は臨時線、その時だけ
専用線を臨時で引くことで放送に堪える音質を確保しています。
もう一つの方法が、放送用の容量の大きい無線を使った中継です。
日常的にはレポートドライバーがレポートを入れる際に使われています。
ただ、あくまでも電波を使う訳ですから、電波が東海ラジオ本社で規定以上の
強さがなければ放送では使えないことになります。
一例として、レポートカーには無線が使えない場合に備え、一般電話の受話器に
接続してマイクを使えるようにする機器が常備されています。
前置きが長くなりましたが、この写真のアンテナは中京競馬場のツインハット屋上に
据え付けられています。
そう、競馬中継はラインを引かず、無線で中継を行っているのです。
その理由はこの写真をご覧いただければ
あまりにも遠景で分かりにくいですが、中京競馬場からは名古屋の市街地が一望できます。
間にさえぎるものは何もありません。
そして、このアンテナから双眼鏡を使えば本社のアンテナが見えます。
つまり、一切障害物もなく一直線で電波を結ぶことができます。
このような好条件はめったにあることではありません。
これを有効に活用しようということで、新装なった中京競馬場の放送席には
敢えてラインを引かず、無線の電波での放送をするようになりました。
影になってあまりいい写真ではありませんが、大きさの比較と言うことで
私が横に立ってみました。
けっこう大きいですよね。
ところで、今日14日、スワローズ公式HPつば九郎FA宣言のページに
チア・スポのオファーがアップされました。
ライバル多し!