ウドバーハジーセンター 4 info
ここの目玉は数あれど、他の博物館ではお目に掛かれないのがこちら。
スペースシャトル「ディスカバリー号」です。
もちろん、何度も宇宙と地球を行き来した本物。
この広大なウドバーハジーセンターが作られた理由の一つが将来的にスペースシャトルを展示するためでした。
スペースシャトルを輸送するために機体の上に巨大な荷台を取り付けたジャンボジェット、ボーイング747で隣接と言うか敷地内であるダレス国際空港まで運ばれたあと、この建物に入れられました。
というか、運んできてすぐに展示できるように予めこの場所が選ばれたとも言えます。
蒲鉾型の建物に直角にもうひとつ蒲鉾型の建物がくついている構造で、くっついたほうがディスカバリーや宇宙開発関連の展示物が収められています。
なかなか実際の大きさが伝わりにくいですが、想像よりもはるかに大きなものでした。
大気圏に再突入する際の熱から機体を守る耐火タイル(チャレンジャー号、コロンビア号事故の原因にもなりました)を見ると、強烈な熱にさらされた痕がくっきりと残っています。
スペースシャトルのほかにはこんなものが展示されています。
スペースシャトル計画を進める中で、宇宙空間と地球を行き来する機体を開発する過程で作られ、数々の実験が行われたアポロの帰還船に似た構造のものです。
因みに「宇宙開発」と書きましたが、このスペースに一番たくさん展示されていたもの・・・
ミサイルです。
結局、ミサイル技術とロケット技術は表裏一体なのです。
北朝鮮が「ロケット」と言い張ってミサイル開発をしているということはこういうことなんだな、と妙に納得しました。