ルーフオープンデー info
ヤフオクドームのルーフオープンデーをご紹介してまいりましょう。
ホークスが福岡に移転してから数年はかなりの試合で
ルーフオープンしていたそうですが、選手に不評で
(この試合で如実に出た風の影響が最大の理由)
ここ数年は年2試合だけの特別なイベントとなっています。
ご覧のようにどんよりとした曇り空。
このライトスタンドの向こう側が海になります。
この日の風向きは海から吹いていました。
ちなみに屋根の2/3が開きます。
もう2枚ルーフオープンの写真を。
ヤフオクドームはフェンスが深緑基調で塗られているので
全体的にナゴヤドームと比べると暗い印象ですが、ここまで
屋根を開くと外の明るさそのままになりますからかなり明るく
感じられます。
風はライト側から入ってきて、レフトスタンドに当たると
グラウンドに向かってスタンドに沿って逆向きの風になります。
この12日、3回に出た和田のレフトフェンスダイレクトに当たるヒットも
ホークスの選手が試合後証言したところによると
「屋根が閉まっていたらホームランになっていた」
当たりだそうです。
つまりレフト方向の当たりは向かい風で押し戻されたということです。
屋根を開けた状態でのヤフオクドーム内の風向きをはっきり示す
写真をご紹介しましょう。
7回裏、ホークスラッキーセブンの攻撃前に行われるジェット風船
打ち上げの連続写真です。
お分かり頂けるでしょうか?
ライトスタンドのホークス応援席で打ち上げられた風船は
レフトから吹いてくる風に押し戻され、グラウンドには
全く飛んできません。
一方、レフトスタンドで打ち上げられた風船は風に乗って
グラウンドの上まで飛ばされていました。
このルーフオープン、9回に入ると屋根が閉じられました。
9回に閉じられた理由は「ホークスが勝った際、ビクトリーイベント
開催のための準備」です。
ホークスが勝つと屋根を開けて花火が打ち上げられたりという
ビクトリーイベントがあるのです。
と言うことで9回裏、3-0ドラゴンズリードでホークス最終回の
攻撃が始まったときには屋根は完全に閉まっていました。
岩瀬がつかまり、中村2点タイムリーツーベースで3-2、
さらに今宮も2点タイムリーツーベースで4-3、サヨナラ負け。
1点差まで追い上げられたドラゴンズは当然外野手に前進守備を指示、
懸命に追いかけましたが無常に抜けたサヨナラヒットとなったわけですが・・・、
これも試合後のホークスの選手談
「屋根が開いていたら風で押し戻されて捕られていた」
屋根に翻弄された試合でした。