久々の休暇で 8 info
さて、今回はニューヨーカー憩いの場、セントラルパークの
ご紹介です。
マンハッタンのほぼ中央に位置する世界で最も有名な公園の一つ。
東西0,8km、南北4kmとスケールの大きな公園です。
南端は東に有名なプラザホテル、西にコロンバスサークルを擁する
59ストリート、北はハーレムも程近い111ストリートまで。
東には映画「セックス アンド ザ シティー」やTVドラマ「デスパレートな
妻たち」の舞台となった屈指の高級住宅街アッパーイーストサイド、
西にはこれまたイーストに勝るとも劣らない高級住宅街アッパーウエスト
サイド。
公園内には世界三大美術館の一つ「メトロポリタン美術館」をはじめ
アニメ映画「マダガスカル」の主人公たちが暮らし、映画「卒業」でも
登場した「セントラルパーク動物園」、この他湖や川、広場やテニスコート
バスケットコート、噴水・・・、枚挙に暇がないほどの施設があります。
「施設」というのは、実はこのセントラルパーク、全て人の手によって作られた
人工の公園なのです。
完成は1859年。既に150年を経過していますからご覧のように
木々を見ると人工的に作られた公園とはとても思えません。
あまりにも大きな公園なので自動車が横断できる道が二本ありますが
掘割やトンネルで公園にいる人からは見えないような工夫がされています。
今の時代ならともかく、150年以上前にこの配慮!
川や滝も全て人工ですからバルブを閉めて水を止め、メンテナンスをするそうです。
そんな話しを聞けば聞くほど人工とは思えない目の前の光景とのギャップを
感じます。
今回はメトロポリタン美術館を見たあとにセントラルパークに入りました。
入ってすぐの遊歩道からはアッパーイーストサイドの高級アパートメントを
木々の間から見ることができます。
遊歩道を西へ向かうとほぼ中央あたりに開けた場所が現れます。
これまたよく映画やTVドラマに出てくる噴水です。
この先は再び森。
ちなみにセントラルパークによく似た名古屋の久屋大通公園は
東西0,08km、南北2kmということですから20分の1という計算になります。
大きさを想像していただけるでしょうか?
次回はあの有名な広場のご紹介です。
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ニューヨークはまさに「眠らない街」。
グランドセントラル駅をあとにして宿泊先近くに歩いて
戻った頃には日付が変わっていましたが
かの有名なタイムズスクエアは360度光にあふれています。
かつては「ネオンの灯り」でしたが、今は「LEDの灯り」。
改めてノーベル賞を受賞された日本人3氏の偉大な業績を
実感します。
もはや数少なくなったネオンが郷愁を誘います。
このアメリカ国旗のネオンはタイムズスクエアにある
「KOBAN」の壁面です。
犯罪の多さに苦心していたニューヨーク市警が日本の治安の
良さを研究した結果、街の要所要所に置かれた交番の存在が
大きな要因の一つとの結論に達し、警視庁のアドバイスを受け
アメリカ初の日本流交番がここです。
アメリカでも交番の効果は高く評価され、サンフランシスコや
ロサンジェルスなど他の都市にも交番が広がっています。
日本は国家警察しかありませんが、アメリカの場合は連邦警察と
各自治体ごとに組織された自治体警察が並存しています。
つまり各自治体ごとに考え方が異なるなか、広く交番の効果が
認められたということは素晴らしいことだと思います。
次回はセントラルパークをご紹介します。