久々の休暇で 4 info
出張などがあり、シリーズものをやっているくせに滞ってしまいました。
さて、天候にも恵まれた今回の旅行、夜景を見に行く合間も
時間を有効に使おうということで、散歩がてらマンハッタンの
西を流れるハドソン川へ向かいました。
かつては日本で発行されているガイドブックに、ことごとく
「危険な地域なので旅行者は近付かないこと」などど書かれていた
地域で、実際観光スポットも乏しいところでした。
しかし、廃線となって放置されていた貨物鉄道の高架を遊歩道に
再利用した「ハイライン」が出来てからは少しずつですが再開発が
進んでいます。
ホテルからまっすぐ西に向かっておよそ15分、ハドソン川に出ました。

ちょうど夕暮れ時。
川を挟んだ対岸はニュージャージー州です。
このあたりはディナークルーズやリバークルーズの船乗り場。
影になっている船はシーフードのディナークルーズ船で、お客さんの
到着を待っているところでした。
大陸だからなのか、夕焼けの色が日本では見たことがない色に感じます。
アメリカの正式名称はご存知「アメリカ合衆国」。
州はそれぞれ独立国で、その独立国がさらに一つの共同体として
連邦国家を形成しています。
つまり川の対岸は「別の国」、日本人の私には知識としては分かっていても
何とも不思議な感覚に襲われます。
再開発のついて触れましたが、川沿いは物流拠点として倉庫が多い地域でした。
しかしこの位置から後ろを振り返るとこんな光景です。
倉庫が取り壊され、高層マンションが立ち並んでいます。
家賃がとんでもない金額で土地も狭いマンハッタン、日本の感覚だと
つい最近までこんな一等地が倉庫やその跡地として放置されていたのは
信じられません。
ここから2ブロック北へあがると「イントレビット博物館」があります。
これは退役した空母をそのままハドソン川に係留して、博物館として
一般公開されています。
もう夕暮れ時なのでもう閉館していましたが、艦橋を見るだけで大迫力。
さらに滑走路を兼ねる甲板にはこちらも退役した海軍の航空機が所狭しと
展示されているのが確認できます。
ちょっと木が邪魔でいい写真が撮れませんでしたが
地震でもあると落ちるんじゃないかというくらい。
まあニューヨークは地震はまず、ないのですが・・・。
久々の休暇で 3 info
さて、久々のニューヨークですが今まで行きたくても行っていない場所が
あり、今回は何はともあれまず行こうと決めていたところがありました。
19世紀にイースト川に架けられたブルックリン橋です。
ロウアーマンハッタンと、川を挟んだブロンクスを結んでいます。
キャナルSt駅で地下鉄を降り、チャイナタウンで腹ごしらえをして
ブルックリン橋に向かいました。
この橋は二層構造になっていて、下が車道、上が歩道になっています。
旧ニューヨーク市庁舎に程近い場所が歩道に入り口。
ついに念願のブルックリン橋に到着しました。
行った日はちょうどアメリカの祝日「ベテランズデー」(退役軍人の日)で
通勤に使う人はいませんでしたが、観光客で思った以上に混雑していました。
歩道は幅がおよそ4mでマンハッタン側から見ると左が自転車レーン
右が歩行者レーンに分かれています。
ではブルックリン橋の写真を連続でどうそ。
石造りの橋脚は重厚感があり、歴史を感じさせます。
ちなみに歩道は入り口付近以外は木製なので、隙間から下が
微妙に透けて見えます。
高所恐怖症の方にはちょっとつらいところかも・・・。
マンハッタン方向を振り返ると摩天楼が見えます。
橋脚部分は遊歩道のようなスペースがあり、車道の上まで行くことができます。
川の上とはいえ、海の近いので結構錆も。
橋脚の上からケーブルを垂らしてメンテナンスも行われていました。

帰路、橋の上で記念撮影。
念願叶い、よい思い出になりました。
久々の休暇で 2 info
呼び出しに応じて搭乗口のカウンターへ行き
呼び出された旨伝えました。
すると「アメリカ航空当局の要請で、ランダムに選んだお客様に
更なるセキュリティーチェックをお願いしています。」とのこと。
日本のセキュリティーチェックもペットボトルを機械にかけて確認するなど
以前に比べて厳しくなっていますが、アメリカのセキュリティーチェックは
靴を脱ぎ、ベルトも外して機械にかける更に厳しいものです。
どのようにチェックするのかというと、カウンターの裏へ案内され
やはり靴を脱がされて靴のチェック、機内持ち込みのかばんの中味を
くまなく調べる、念入りなボディータッチといったものでした。
アップグレードかと淡い期待を抱いていた私はがっかりするやら拍子抜け
するやら・・・。
そんなことを経ていよいよ機内へ。
ニューヨークまでおよそ12時間半のフライトです。
座席モニターでエンターテインメントを楽しみつつ、うとうとしつつ
航路マップで見ると徐々に近付いてきました。
朝食の時間になり窓のブラインドを開けると

アメリカの広大な光景が!
3年10ヶ月ぶりのアメリカ本土です。
飛行機はニューヨークへ向かって飛び続けます。
やがて

マンハッタンの摩天楼が見えてきました。
ちなみに写真右手前に写っているのは主翼です。

マンハッタンの南部分、いわゆるロウワーマンハッタンに
ひときわ高くそびえるのがオープンしたばかりの新しい
ワールドトレードセンタービルです。
同時多発テロで二つのタワーが倒壊してから丸13年、
ついにかつてのタワーよりも高いビルが完成したのです。
こうして雲もほとんどない快晴の中、JFK国際空港に着陸しました。
久々の休暇で 1 info
野球シーズンも終わり、今年に入って初めてまとまった休みを頂きました。
土日を挟んで月〜金5日の代休。
11月8日から16日まで併せて9連休です。
せっかくのまとまった休みなので思いっきり遠出することにしました。
今回からしばらくは今回の休みを利用した私の旅行記にお付き合い下さい。
若いころは休み初日からガンガン動き回ることができましたが
さすがに齢50が近づき、さらに普段の疲れが全く抜けていない状況で
8日は準備も兼ねてゆっくり過ごし、翌9日に名古屋を発ちました。


まずはセントレアから成田空港へ。
出国手続きも済ませ搭乗を待っていると私の名前を呼ぶアナウンスが。
「まさかオーバーブッキングでアップグレードでもしてくれるのかな」と
下心をのぞかせながらカウンターへ向かいました。
ところが!