生まれてきてどうだった? Bonsoir
みなさん、何かに「萌える」ことってありますか?
そう、もう日常でごく当たり前に使われている、「萌える」です。
ん~ わたしには萌えるって感じの体験、経験、思い当たらないんですよ、これが。
たとえば、このごろ、
スライスされたマッシュルームと
細かく切ったサラミソーセージをバター炒めする、っていうのに
これは僕のオリジナルと勝手に決めて少し悦に入っているのですが、
これは 「ハマッテいる」 というやつで「萌える」というのとは
全然ちがうんですよね・・・ちがいますね。
以前、映画館で、ポロポロくずをシートの周りにこぼしながら
「映画は フランスパンに かぎる!」と、まだ歯が元気だったころ
長―いフランスパンをかじりながら映画を見るっていうのが
なんとも言えず気持ちよかったのですが、これは、でも
プチな 「マイブーム」 ですね。
「ハマッテいる」や「マイブーム」と「萌える」はたぶんかなり
ちがうのだろうな、萌えるってどんな感覚なのかな~と、
いま、萌えたくってしょうがない
萌えること自体に激しく萌えてみたいわたしがいるのです。
それにしても今世間では、女子たちがさかんに萌えているようですね。
「宙美」ってご存知ですか?
はい、飛行機を見ることに萌えている女性たちのことで
「ソラミ」・・・ と読むそうです。
空港の観覧プラットフォームには、宝塚もかくやの
カメラを持った女性たちが列をなし飛行機にうっとりと秋波を
送っているのだとか・・・。
一番のハンサムは、KLMオランダ航空で
「青い貴公子」なんだそうです。 ほーーーお。
飛行機で萌えるには、何が一番だいじなんですか?
~そりゃー 空港で楽しむんだから 大事なのは
≪ カンセイ ≫ でしょ~
歴女や鉄子、天体観測の宙ガール、山ガールなど
なんにでもユラユラ萌えることのできる女子たちのフットワークの軽さが
ほんとにうらやましい。
あやかりたい。
このぶんでいけば、今年は
IPSガール、ヒッグス女子、今なら第三極っ子あたりが出てきても
おかしくありませんねぇ。もう出てますか。
命短し 萌えろよ乙女・・・ですね。
ま、萌えている、というわけではないんですが
最近「詩」を読んで無聊を慰めていまして、
あらためて、詩人というのはスゴイナ~と感じますね。
私が長い間感じてきた得たいのしれない心の何かを
ズバと一言で表現してくれているものや、
私が生きてきて、人間ってなんだかんだあって、結局はこんな感じのものでは
ないのかな~と今感じていることを
あざやかに一行で教えてくれたり、
萌えるどころか、言葉のパンチに 卒倒されてしまいそうになることも・・・それは
ちょっとオーバーですが・・・あったり。
純粋に言葉に生きて一生を言葉に捧げる詩人って
こりゃ、この人たち、いったいなんなんだ!と感心、感嘆しています。
ま、難しい詩はほんとにさっぱり分かりませんが、(何度読んでも)
そんななかで
よくこんな言葉がでてくるよなあ・・・と感じたのを、ひとつ、最後に。
≪ 生まれてきて 損したよ ≫。