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犬飼俊久さん 定期列車

それはもう、夢のような時間でした。


犬飼俊久さん(左)

4月29日、大先輩犬飼俊久アナと野球中継で初の共演を果たしました。


ドラゴンズ、3回2アウトから4点の猛攻

この日はガッツナイター50周年を記念したクラシックデー。解説鈴木孝政さん、実況犬飼アナというレジェンドコンビでスタートしました。犬飼アナは3回まで。「得点シーンを実況したいですね」。3回裏、孝政さんの願いに反応した犬飼さんがつぶやきました。すると2アウトから3,4,5番の連続タイムリーヒットで4点を挙げる猛攻。流石持ってるなあと思える展開に。犬飼さんの声も高らかに弾んでいました。


万感のレポーターマイク

そんな犬飼さんにベンチレポーターとして4回絡むことができました。万感の思いを込めてマイクを握り「犬飼さん、」。伝えた内容を逐一拾って孝政さんと話を広げてもらう。これほどの喜びはありません。放送前「いつ呼びかけてもらってもいいよ」と言ってもらいましたがやはり緊張はするもの。反応がない!と思って二度呼びかけてしまう場面もありました。


最初は怖かったですが…

大阪にいた幼少期。中学生のころからテレビ中継がなかったナゴヤ球場の中日×阪神戦で声だけは知っていて、高校時代ドラゴンズファンの友人によるモノマネで存在を深く意識。「か、ら、ぶ、り三振!」「ワンダウン!」「ゲッツー!」などお決まりのフレーズをよく口にしていました。まさかその後、その人が上司になって結婚式の主賓まで務めてもらうことになるとは思いませんでした。1995年の入社時点から既にレジェンドで声をかけるのもためらうくらい怖かったのですが、モノマネだけは蔭でコソコソやっていて、蔭では物足りなくて『流石の源石』や『DON・TSUKI』などの深夜番組でこれでもかとやっていたらやがて本人の耳に留まり、「おうっ、聴いとるよ!」と広い心で受け止めてもらいました。そればかりかたびたび番組にも出演。流石の源石200回記念では自宅からの放送にまでつきあってもらいました。


いつも優しく受け止めてもらいました

そんな犬飼さんと野球実況で共演できるという二度目の「まさか」。御年80とは思えない朗らかな声とリズミカルな運び、ときにはユーモアを交えたおしゃべりに、犬飼さん聴きたさにラジオを耳に当てていたベンチ裏の各局レポーターもうなったり笑ったり。願い通じて得点したシーンでは思わず拍手が巻き起こりました。試合は11-1でベイスターズに圧勝。シーズン前「完投します」と宣言した松葉投手が有言実行。犬飼さんともども言霊が宿る試合となりました。


試合後グラウンドで行われた子ども向けイベント。野球を未来へつないでゆきます

ことしのガッツナイターのテーマは「野球を未来へ」。ラジオを通じて野球という文化を未来のファンにつなぐことを願って設けられました。今回の放送を通じて私たち関係者も50年前を知る大先輩から未来へのバトンを託されました。50歳を過ぎてこの道に足を踏み入れた私もまた、犬飼さんに背中を押されたような気がします。80歳まで務められるよう精進します!


座右の銘は「一歩一歩」。犬飼さんの足跡を自分なりにたどってみます

【radikoで聴けます(5月6日まで)】
☆懐かしいジングルも聴けます
≫ガッツナイターClassic Day【前半】 TOKAI RADIO 2024/4/29(月) 14:00-16:00
☆エンディングで犬飼さんの感想があります
≫ガッツナイターClassic Day【後半】 TOKAI RADIO 2024/4/29(月) 16:00-17:30

なお、5月6日月祝のガッツナイターもClassic Day。北山靖アナが3回まで実況を務めます。この日も源石はベンチ裏にいます。

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