マラソンはドラマだ 定期列車
名古屋ウィメンズマラソンの中継に携わりました。10年ぶりのリポーターでした。ご清聴ありがとうございました。
1回目は日銀前交差点(20kmすぎ)。桜通と伏見通が交わりランナーが3回通過する要衝には、各選手の応援団や市民たちがズラリと沿道を埋めました。気温5度、日蔭とあって冷たい北風に各チームの色とりどりののぼりがちぎれそうに揺れていました。安藤友香選手の黄色いのぼりを掲げていたのは地元岐阜県海津市から駆けつけた後援会14人。出身中学校でもパブリックビューイングが行われたそうです。「パリ五輪に連れて行ってほしい」と念を込めましたが惜しくも届かず。それでも終盤のドラマチックな逆転劇でマラソン初優勝を果たしました。
2回目の中継は城見通2丁目交差点(32kmすぎ)。日銀前から3.5キロ歩きましたが本番2分前に到着。強くなった日差しの下、早歩きから小走りになり汗だくでマイクを握りました。到着までがある意味ドラマ。よく間に合ったものです。マラソンシューズを履いてきてよかった。高速で通過していくランナー、沿道の人びとの服装や表情、そして声援。動く中継車から伝えた10年前と定点の今回はずいぶん違うものですね。幅広く伝えることはできませんでしたが、名古屋に訪れつつある春の息吹は感じられたでしょうか。目の前のドラマをどう伝えるか。まだまだ身につけることはいっぱい。ひとつひとつが修業です。
名古屋ウィメンズマラソン2024実況中継 | TOKAI RADIO | 2024/03/10/日 09:00-10:00
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