阪神淡路大震災から29年。
記憶の風化と上書きを繰り返す29年だったように思います。
1995年、東海ラジオでキャリアを始める直前に地元で起きた大災害。後ろ髪引かれる思いで名古屋にやってきたのがきのうのよう。しかしその後も東日本大震災、熊本地震、そして元日の能登半島地震と、自然はいつも私たちを試しています。当時流行った歌詞ではありませんが、何が起きても変じゃない時代を今も生きています。
能登半島地震発生時は生放送でニュースを読んでいました。伝える者としての意識と心構えを試されました。だからこそ「30年目の初心」を思い起こす。それが不確かな時代を生きる自分への課題です。