忘れない 定期列車
8月6日8時15分、
西の空を望みました。
抽斗!で「きょうは何の日?」と聞いたところ「広島原爆の日」と答えた人は一割ほど。
答は一つではないけれど、どうか一瞬でも広島に思いを向けていただければと。
けさの平和記念式典。子ども代表による平和への誓いにこんなフレーズがありました。
「本当の別れは会えなくなることではなく、忘れてしまうこと」
式典での菅総理。あいさつを一ページ分読み飛ばしたとか。
「復興した広島を見れば新型コロナウイルスとの戦いも乗り越えられる」
そのような趣旨で語られることに違和感を覚えました。
私たちはこうやって「忘れて」いくのでしょうか。
いくら忘れる生きものだとしても、愚かさを繰り返すような忘れかたはしたくありません。
言いたいことを言いました。
それができるのは幸せなことですが、忘れればたちまち世の中は息苦しくなります。
76年前。広島由来の源石姓のほとんどが消え、辛くも逃れた父がいたからこそある生。
私とて、だから辛うじて忘れずにいられる気がします。
忘れないためには語りつがなくてはいけません。語りつづけなくてはいけません。
ささやかですがこれからも語ります。
のりかえ≫1年前のきょう
のりかえ≫2年前のきょう
のりかえ≫3年前のきょう
のりかえ≫4年前のきょう
のりかえ≫5年前のきょう
のりかえ≫6年前のきょう