平成最後の日にことばと自分を振り返る「源石的平成クロニクル」 定期列車
平成もきょうまで。あちこちで平成を振り返る番組が繰り広げられていますが、きょうの『源石和輝 ひるカフェ』(月-金曜12:00-13:00)では「源石的平成クロニクル」をお届けしました。
平成元年を17歳として迎えた源石少年も精神年齢はそのままで47歳に。その間浪人、進学、就職、結婚、出産などさまざまな出来事にめぐり会いました。大きな変化は就職を機に生活拠点が大阪から名古屋に変わったこと。去年ついに名古屋のほうが長くなりました。そして何といってもラジオとの出会い。ラジオを通じた人々との出会い。おかげさまで平成はいい時代になりました。ひるカフェのツイッターアンケートでも7割以上が「はい」。バブル崩壊、失われた20年といわれながらもそれぞれにこの時代を楽しんできた証左ではないでしょうか。
「言葉はまるで包丁。うまく使えばおいしく料理できますが、使い方を誤ると人を傷つけます」。中日新聞の「平成のことば」に記された自分の発言です。「送りっ放し」と書いて放送。このようにことばが残ることはまれです。空中に放った瞬間消えゆくことばをつむいで24年、人の心にどう作用したかは分かりません。どちらかというと不器用にぶつかり合ったことのほうが多いでしょう。それなのにことばを生業としていまも生きている。なんと不思議で有難いことでしょうか。あす始まる令和でも人の心に届くことばを積み重ねてまいります。よいお年、よい時代を。