投票へ行く前に 定期列車
期日前投票を済ませていたらごめんなさい。
いよいよきょうが投票日。
「どこに?」「どうせ」と思っている人にこそ、
聞いていただきたい話があります。
最近、いろんな会合で“決められない”場面に出会います。
こちらの顔を見ながら「どうします?」。
明らかに決断しかねてこちらに委ねてくる表情です。
決めれば責任が降りかかってくる“重さ”に耐えられないのでしょう。
「決められない」
「決めたくない」
「決めるのが怖い」
「決めたら責任取らなくちゃいけない」
「決めた結果が自分に跳ね返ってくる」
これって投票に似ているなーと感じます。
投票率が低くなるのも説明できそうです。
「誰/どこに入れていいかわからない」
「どうせ投票しても何も変わらない」
その根っこみたいなものが私たちの心の中にあるようです。
私も毎回投票には悩みます。
いくら特番のために仕込んでも、分からないものは分かりません。
それでも候補者や政党の政策を比較して、
“どんな仕事をしてもらうか”ではなく
“どんな仕事をさせるか”を軸に検討してきました。
ただ、やっぱり方向性って見えにくいんですね。
でも、なんでそう思うかというと
政治の方向性が分からないんじゃなくて
自分の方向性が分かっていないからではないか。
そんな気がしてきました。
政治に何かをしてもらうのではなくて、
自分がこうしたいと思うことを政治にさせよう。
そう考えを切り替えればなんとなくまとまりそうです。
投票の無力感や過剰な責任感も必要なさそうです。
あくまで個人の感想ですが、
迷っているあなたもそんな気持ちで投票に出かけてみませんか。
出かければその後も楽しめることでしょう。
そのひとつが例えば選挙特番です。
ごめんなさい、宣伝になってしまいました。
ただ、投票したほうが楽しめる番組です。
■第48回衆議院議員総選挙特別番組
10月22日(日) 24:30-25:30
出演 飯尾歩(中日新聞論説委員) 源石和輝 森貴俊 前野沙織 井田勝也