清須散歩 定期列車
清須散歩の目的は…
防災特番の取材でした。
先発≫撮り鉄じゃなかったの?
2000年9月11日の東海豪雨。
当時の西枇杷島町や新川町も大きな被害を受けました。
洪水が引いた翌々日、取材で降り立った名鉄西枇杷島駅。
駅前のコンビニでは水没して腐った食材が整理されていました。
新川は堤防から水があふれ、錆びた廃車があちこちに。
乾いた汚泥が砂埃となって、折からの強風に舞っていました。
土手の草は黒く染まり、あちこちから臭いが漂っていました。
当時の西枇杷島町役場には、人の背丈まで水が来たことが印されていました。
その庁舎も今年1月で役割を終え…
旧新川町役場の位置に清須市役所北庁舎【写真右】として生まれ変わりました。
2005年、西枇杷島町・新川町・清洲町が合併して清須市に。
2009年には春日町も合流して現在の形になりました。
災害時の拠点としての機能を備えた新庁舎。
災害対策本部室には8月7日の豪雨の記録が生々しく残っていました。
話を聞いたのは防災行政課の横井健人さん。
自身も小学生のとき東海豪雨に遭遇。
その体験が今の職を目指すきっかけとなりました。
東海豪雨以来、ハザードマップづくりに力を入れている清須市。
2012年には読みごたえのあるガイドブックとして進化しました。
中でも所在地や建物、洪水の状況によって異なる避難指針を示した
「逃げどきマップ」は本当によくできています。
今年の防災特番のサブタイトルは「逃げるが一番役に立つ」。
水害を念頭に、地震や津波にも役立つ“逃げ方”をテーマにお届けします。
源石もレポーターとして、17年前の東海豪雨の記憶とともにお伝えします。
放送は9月3日(日)。正午からの音楽博覧会にひきつづきお聴きください。
■東海ラジオ防災特番「逃げるが一番役に立つ」
9月3日(日) 14:00-15:00
また、9月1日(金)15:50-16:00には名古屋の民放ラジオ5社による
共同制作番組「ラジオ・ライフラインネットワーク」にも出演します。
東海ラジオ、CBCラジオ、@FM、ZIP-FM、Radio NEOで同時放送。