20周年ゆけむり紀行 定期列車
年度替わりのどさくさに…
温泉に浸かってきました。
投宿先は信州湯田中渋温泉の「歴史の宿 金具屋」。
映画「千と千尋の神隠し」のモデルともいわれています。
木造4階建ての「斉月楼」と130畳を超える柱のない「大広間」。
ともに昭和初期の建築。国の登録有形文化財になっています。
当時の建築技術と遊び心の粋が随所に。
久々に探検しがいのある物件でした。
3月31日は妻とのおつきあい20周年。
どこか思い出の場所ということでこの地を選びました。
ここを訪れたのも20年前で記憶は定かでありませんし、
さらに20年間を思い出そうにもいろいろありすぎますし、
そもそもなんでこんな日を記念日にしたのか謎ですが、
5時間半の結婚披露宴とことらの仲間入りは大きな出来事。
のりかえ≫5時間半の結婚披露宴
のりかえ≫ことら7周年
そのことらが祝い酒を注いでくれたのは感無量でした。
内湯8つと外湯9つ。それぞれ泉質は異なります。
熱めの湯でフラフラになりながらもコンプリート。
“せっかくだから”の精神は20年変わっていません。
湯めぐり手ぬぐいに印を捺すことら。
両親の“せっかく”につきあっています。
翌日は源泉見学ツアー。
共同所有が多くなかなか見られませんが、旅館単独所有のため可能に。
こちらの源泉はさながら“熱い井戸”。
こちらの源泉にはびっしり白い結晶が。
正体は塩。海なし県の塩は古代から貴重でした。
なめると渋みがあることから「渋温泉」となったとか。
自噴式の源泉も。
温泉は成分だけでなく噴出のしかたでも分類できることを知りました。
渋温泉の奥には「地獄谷野猿公苑」が。
そう、ニホンザルが温泉に浸かる場所です。
4月1日とは思えないこの雪!もう4月1日かと。
客の8割が外国人!
しかもほとんどが欧米系とはいまどき珍しい。
彼らには猿が温泉に浸かること自体が珍しい。
猿にはいろんな人種が見られることが珍しい。
20年前にも2人で来ましたが「当時の記憶が全くない」という妻。
ホントに妻と来たのか不安になりながらも、来れば記憶はつながるもの。
思い出せないほどのたくさんの愉しさをありがとう。
これからもよろしくお願いします。