おもいをいたす 定期列車
この6年をどう測ればいいのか。
それなりに歳を取り、それなりに環境も変わり、それなりに生きている。
「それなりに」が止まった人がいる。「それなりに」が止まった場所もある。
記憶は薄れる。悲しいぐらい薄れる。その場にいなければなおのこと。
「その場」にも行ってみた。しかし訪問者にとってそれは「点」でしかない。
「線」や「面」として意識できないのはもどかしいが、なぞることはできない。
だからせめて思いを寄せよう。寄せるのもおこがましいから思いを致そう。
自己満足かもしれないが、気持ちだけでも「その場」に届け。