献杯 定期列車
数日遅れで友に献杯。
ごめんなー、遅なって。
28年前のきょう10月19日は「パ・リーグの一番長い日」。
近鉄バファローズの逆転優勝が懸かった大一番、
ロッテとのダブルヘッダーが川崎球場で開かれました。
2つ勝てば優勝でしたが、1勝のあと時間切れ引き分け。
第2試合で一度は勝ち越しとなるホームランを放った
吹石徳一選手は、今や福山雅治さんの義父です。
「ジスイズプロ野球!」
ABC安部憲幸アナの実況が今も胸を震わせます。
同じ日、阪急からオリックスに電撃身売りしたブレーブス。
阪急沿線に住んでいた彼はブレーブスをこよなく愛していました。
10月22日、西宮球場での最終ダブルヘッダーを一緒に観戦。
山田久志投手や福本豊選手の最後の勇姿を焼きつけました。
その日はナゴヤ球場での中日×西武の日本シリーズで、
清原選手が場外ホームランを打った日でもありました。
この年は南海ホークスが大阪から福岡へ飛び立ち、
阪神の掛布選手が引退するなど、関西球団にとって波乱の一年。
高校2年だった私たちはあちこちの球場に足を運びました。
運動会、文化祭、中間試験で忙しかったのに何をしていたんでしょうね。
オリックスは近鉄と合併し、愛する球団を失った彼は
ニューヨークヤンキースのファンになりました。
新婚旅行もニューヨーク。
土産は松井秀喜と松井稼頭央のイラスト入りTシャツでした。
7年前に旅立ってしまった彼。
あまりに鮮やかすぎたので、今もやっぱり生きている気が。
時節柄、大好きだった野球話にどうしても花が咲きます。
「おーい、黒田広島やめるってよ!」
2人とも黒田よりおっさんですが。