何者? 定期列車
イギリス、EU離脱。
これでハッキリしたのは
世代という名の階級闘争であり、
グローバルとローカルという
平等と個性の対立であり、
恐れと怒りとヘイトの三つ巴である。
離脱で経済危機を招くか?残留で移民トラブルを招くか?
思えば“恐れ”を巧みに利用し、声高に叫んだほうが勝つ戦いであった。
日本でもアメリカでも、希望より恐れが人を動かすようになりつつある。
例えるなら映画「スターウォーズ」のパルパティーンことダース・シディアス。
僕らは誰もが心の中にパルパティーンを飼っている。
寛容と猜疑の間で揺れ動くとき、僕らはそこから真っ先に目をそらす。
まずはそういう人間の本能を知ることからはじめよう。