駅ナンバリング 定期列車
近鉄名古屋駅に行ったら、
駅名標が衣替えしておりました。
衣替えのキモは駅ナンバリング。
「E01」「E02」と書かれているのがそれです。
外国人利用客の便宜を図る目的で
地下鉄や路面電車などでスタートしましたが、
近年はJRや私鉄にも広がってきました。
近鉄でも8月から順次本格導入。
名古屋線はE、大阪線はDで表されます。
大阪難波駅のナンバリングは「A01」です。
ナンバリングがデカすぎる気がしますが、
こういうのは分かりやすさ優先が第一。
既存の駅名標にナンバリングを後づけする事業者もありますが、
ステッカーを貼る位置に苦慮してデザインを損なう例も多々あります。
日本の鉄道はダイヤやサービスのきめ細かさが魅力ですが、
不案内な利用者には複雑すぎて分かりにくいきらいがあります。
そういう人たちにとって頼りになるのはデザイン。
案内板だけでなく、駅や車両も含めた使いやすさが求められます。
その点では外国を旅したときのほうが一日の長を感じます。
迷路のような駅構内や、計算しにくい運賃体系。
日本もこれを機に「分かりやすさ」「使いやすさ」を追求し、
おもてなしの心あふれる鉄道に進化してほしいものです。