運命のベッド 定期列車
我が家に横たわる問題。
それはベッドでした。
2003年、新婚のときに買ったクイーンサイズ。
流石に経年でマットレスがヘタってきたのか、
今年に入ってから夫婦ともども腰痛持ちに。
さらにことらがこれだけ長くなって寝相も悪く、
「川」の字を維持するのが困難になってきました。
ベッド下の埃を掃除できない構造も問題でした。
このため今年の春から和室でふとん生活。
マットレスもしくはベッドごと買い換えよう！
ベッドごとならシングルを2つ並べよう！
シングル2つならクイーンより50センチほど広くなります。
と方針は決まったものの、半年間ほったらかし。
やはり嫁入り道具を手放すのは抵抗があるものです。
意を決してようやく訪れたのが栄の某塚家具。
2003年までは東海ラジオの社屋でした。
実は社屋引越しと結婚の時期が重なっており、
名残りを惜しむ暇もなく旧社屋をあとに。
“例の騒動”を経て初めて内部に潜入。
昔の職場に“潜入”というのも変ですが。
敷居が低く感じたのは娘のがんばりゆえでしょうか。
ベッドコーナーは6階。
偶然にもラジオの報道制作フロアがあったところでした。
こんなに広かったのか！と驚くほど大量のベッドがズラリ。
価格帯も数万円から百万円超まで揃っています。
店員に促されてまず150万円のベッドにゴロリ。
そんなことしたらこのあと大変じゃないか！と戸惑いつつ、
徐々にリーズナブルなベッドへと誘導。
寝心地よし、値段よしの商品が見つかりました。
見つけたのはなんとアナウンス課があった場所！
しかも源石が初めて机を並べた場所!!
運命としか言いようがありません。
当時を偲ぶよすがはほとんどありませんが、
フロアの傾斜や柱の位置で記憶が呼び覚まされました。
脳内にレイアウトが立ち上がり、懐かしさがこみ上げます。
その運命のベッドが届きました。
最後の夜は12年間家族を支えてきた旧ベッドで久々に就寝。
やっぱり腰が痛くなりましたw翌朝は記念撮影をしてお別れ。
むせ返るほど積もった埃を掃除すると気持ちがいいものです。
従来比1.3倍。部屋の半分がベッドみたいな状態ですが、
足もとの風通しがよくなったので、るん・ばたろうもスイスイ。
新しい寝室に生まれ変わってひろびろ、ふかふか。
英気を養ったり、初心に帰ったり、家族の絆を育んだり。
子どもの成長を見守る拠点になりそうです。
