ラジオの恩人 関根勤さん 定期列車
今日の音博ご来賓は関根勤さん。
のりかえ≫音博方面
初対面にして四半世紀ぶりの再会でした。
というのも、
実は初めて電波で喋ったのは東海ラジオではなくTBSラジオでした。
1990年11月7日、関根さんと小堺一機さんの深夜番組
「スーパーギャング コサキン無理矢理100%」に出演。
当時は受験生。二人のディープで意味ねぇ笑いに引き込まれ、
リスナー対抗の勝ち抜きモノマネコーナーにハガキを出しました。
まさか採用とは思っていなかっただけに局から電話があってビックリ。
「田村正和の笑い」を披露も、「マンガ道場の富永一朗」に敗れました。
思えばこれがラジオで喋る喜びを知り、この道へ進むきっかけでした。
このエピソードを“恩人”関根さんにモノマネを交えて語ったところ、
無言の笑顔で手を叩く“関根笑い”を交えながら
「似ってる〜!勝ったでしょ?えっ、負けたの?」
「あ〜、あのネタにねぇ。それ覚えてるわ!」
幸せです。もっとこの世界を極めます。
テレビで見せる爽やかで聞き上手なキャラと、
ラジオでさらけ出すクドくて暴走するキャラ。
両方を自由に行き来できるのが関根さんの関根さんたる所以。
「ラジオは大の大人がバカをやる場」を身をもって示してくれました。
それを一番近いところで見ることができて心底うれしかったです。
初監督映画「騒音」は関根さんの“ラジオな部分”を凝縮。
温水洋一さん、酒井敏也さん、村松利史さんら5人のオヤジが主人公。
このクドさに加え、関根さんの妄想を余すところなくスクリーンに投影。
出演者からストーリーまで、関根さんがやりたい放題の1時間43分。
“クドい”“意味ねぇ”“クダラねぇ”がいっぱい詰まってます。
去年、特撮ドラマ「烈車戦隊トッキュウジャー」に車掌役として出演。
ファン層が幼児やママにまで一気に広がったという関根さん。
ことらにも写真を見せたらうらやましがっておりました。
娘の関根麻里さんに子どもが生まれるとおじいちゃんに。
「Eテレで『おじいちゃんといっしょ』をやりたいなあ」
孫を楽しませる 妄想 準備は着々と進んでいるようです。
関根さん、お会いできてうれしかったです。
そして愉しかったです。ありがとうございました!
■映画「騒音」
センチュリーシネマほかで公開中