色づく街 定期列車
3月20日。
街は急速に色づいてきました。
昨夜届いた落語家の“人間国宝”桂米朝さんの訃報。
戦後絶えかけた上方落語の再興に力を尽くしました。
柔らかな語り口が聴き手の脳裏に絵を描き、
巧みな話芸は笑いの文化を根づかせました。
今朝の大阪のラジオは米朝さん一色。
道上さんが過去の音源を紐解いて思い出を語れば、
浜村さんは弟子になれと誘われた逸話を明かします。
弔意を払いつつ愉しげに振り返るさまに、
89年の天寿を全うした米朝さんの人柄がにじみます。
そんなラジオも90年。
米朝さんが生きた歴史はラジオの歴史でもあります。
NHKは90時間特番を放送中。
日本列島北から南から車を走らせ、東京を目指しながら
ふるさとの風景や人々とのふれあいを届けています。
及ばずながら東海ラジオも55周年。
この1年、5のつく日に愛知岐阜三重を旅してきました。
GoGoDAYは3月25日が最後。
“結びの地”は岐阜県大垣市に決めました。
半年ぶりにピンクのはっぴでおじゃまします。
のりかえ≫TOKAIRADIO Go Go!方面
そして4月1日は開局記念日。
早朝から深夜まで局を挙げてお祭りムードで盛り上げます。
GoGoDAYの集大成となるような“ラジオ旅”も企画中。
あす3月21日に概要を発表できそうです。
落語もラジオも話芸と体温。
青空に花を咲かせるが如く、人々の心を彩りくすぐる。
ラジオ歴20年の若造はそんなことを企んでいるのであります。