そこにしかない音 定期列車
3月11日は千種文化小劇場で開かれた
「スギテツチャリティ音楽実験室 Vol.5」へ。
東日本大震災1ヶ月後に第1回を開催以来、今回で5回目。
これまでは東京でしたが初めて名古屋で開催されました。
ピアノとヴァイオリンに加えギター、ベース、ドラムス。
さらにテルミン、オンド・マルトノといった珍しい電子楽器も集結。
仙台出身の津軽三味線奏者も参加してグルーブ感は最高潮に!
クラシック、ジャズ、ブルース、民謡など多彩な音が行き交いました。
最後は地元音楽教室の子どもたちとのコラボ演奏で和んで幕。
震災直後、歌舞音曲の自粛で多くの音楽家が悩み、考え抜きました。
企画者の杉浦哲郎さんもその一人。
「できることは音楽しかない」と自らを奮い立たせたのがこの形でした。
さまざまな音を集め、融合させ、その場にしかない空気を作り上げる。
「音」を「人」と読み替えると、また新しい何かが動き出すはずです。
客席からの盛大な笑いと「ブラボー」とともに被災地へ届くといいな。
それはきっと私たちの心にも届くことでしょう。