一期一会の名駅で 定期列車
「源石さんですか?」
1月10日22時ごろ、新年会客で賑わう名駅の路上で声を掛けられた。
振り向けば妙齢の女性四人組。見覚えはない。
うち一人が進み出た。「ラジオ毎朝聴いてます!」。
話し声だけで分かったらしい。後の三人はポカーン。
この千里眼ならぬ“千里耳”の女性の誕生祝い帰りという。
声だけの商売の人間に声だけで反応されることはまずない。
ラジオに携わり二十年目。初のケースでうれしかった。
後日、「モルゲン!!」あてに丁寧なメールが届いた。
やはり声を掛ける際少し迷われたようだ。
一期一会の街角である。無理もない。
そんな思いで声を掛けてくださったあなたに
この場を借りて御礼申し上げます。
あなたの勇気は私の励みとなりました。
どうか素敵な一年になりますよう。