滑舌のよいトロンボーン 定期列車
12月8日、岐阜県の可児市文化創造センターで行われた
可児ウィンドオーケストラの定期演奏会に出かけてきました。
独奏はNHK交響楽団首席トロンボーン奏者の新田幹男さん。
小刻みに右手を前後に動かし、語るように音を奏でる。
難易度の高い楽曲もなんのその!
それはまさに“滑舌のよいトロンボーン”でした。
自ら教鞭をとるときも演奏時の“滑舌”を重視するとのこと。
しゃべると気さくな関西人。奏でるように語ります。
新幹線の食堂車について熱弁し、ラジオをこよなく愛する39歳。
子どものころ聴いていたのは「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」(1978-89年、ラジオ大阪)。
テンションの低い“黒鶴瓶”が聴ける伝説の深夜番組でした。
「ぬかる民かいな。どんなけ濃いねん!!」とツッコミを入れておきました。
「来年の大河(黒田官兵衛)、もう音入れましたで!」
はっ!この人N響やった。
名人は時として名人であることを忘れさせます。