熊野大花火(3) 定期列車
大花火の翌日は世界遺産、熊野古道へ!
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8月18日、尾鷲からワイドビュー南紀でさらに南下。
熊野市を通過し、紀伊勝浦へ向かいます。
津波からの避難を促す標語や、海抜や避難場所を記した標識。
尾鷲をはじめ、訪れた町の至るところにありました。
漁港から漂う潮の香とともに、強く印象に残っています。
車窓は入り組んだリアス式海岸の光景を切り取ったり…
まっすぐ続く海岸線を映し出したりとなかなか忙しい様子。
11時すぎ紀伊勝浦着。空気と植生は南国のそれでした。
バスで那智大滝へ。30分足らずで山の嵐気とマイナスイオンに包まれます。
落差133mは一段の滝としては日本一!
銚子口から三条に分かれた水が中腹の岩にぶつかり、再び滝壺へと落下。
加速度の違いがほっそりとした造形と複雑な音の世界を作り出しています。
いつまでも目と耳を預けたくなる光景です。
下流に目を移すと、2011年9月の台風被害の爪痕がまざまざ。
復旧工事が進んでいました。
昼食はまぐろづくし! 各部位盛り合わせた丼や…
まぐろカツ、角煮、胃袋(左から)などを堪能。
味も食感もすべて異なる、同じ魚とは思えない豊かさでした。
そして久々にくじらの大和煮を賞味。
醤油と生姜でじっくり煮込んだ少し濃い目の味つけ。
昭和の家庭料理の雰囲気がよみがえりました。
温泉に入る時間はなかったので駅前の足湯でプチ湯治。
帰途4時間の汽車旅も苦にはなりませんでした。
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