初鳴き 定期列車
アナウンサーがデビューすることを「初鳴き」といいます。
2013年7月1日(月)、二人のアナウンサーが初鳴きしました。
10時50分、前野沙織(まえの・さおり)アナウンサーのニュース。
13時50分、井田勝也(いだ・かつや)アナウンサーのニュース。
いやー緊張してますね、先輩たちが。
会議や雑談をしていたはずが、ひっそり静まり返った報道・制作フロア。
そう、それぞれが新人時代を思い出して緊張しているのです。
画面左にいる安蒜報道部長なんかもう典型的!
源石の脳裏にも18年前の出来事がよみがえりました。
前日も当日も緊張しなかったのに、生CMを読み終えた途端震えが止まらない!
不特定多数に言葉が伝わる怖さを知ったものです。
初鳴きは一人前になった証と同時に、半人前であることを思い知る機会。
プロになった以上聴取者の前では同列。自ら問わなければ誰も教えてくれません。
「マイクに向かうときは自分が日本一上手いアナウンサーだと思え」
「マイクを離れたときは自分が日本一下手なアナウンサーだと思え」
先人の教えを新人二人に伝えます。そして自分にも言い聞かせます。
このような場面に巡りあわせてくれる後輩たちに感謝。