四十二歳の春だから 定期列車
節分なのだ。接吻ではないのだ。
本厄なのだ。蒟蒻ではないのだ。
マキ寿司はママが作ったのだ。
蒟蒻は入ってないのだ。
鰯の頭はちんちんじゃないのだ。
ハジメはムスコの名前じゃないのだ。
前厄に続いて笠寺に行ったのだ。
雪が降るほど寒いから行列は反対の賛成なのだ。
でも恵方の去年と違って行列はなかったのだ。
青鬼市長も赤鬼知事も来なかったのだ。
センキョはなかったのだ。
みんなゲンキンなのだ。
それにしても節分が立春の前夜祭なのに、
節分の前夜祭はなんだか不思議なのだ。
顔がやたら白いのはなんだか不気味なのだ。
翌朝のモルゲン!!は鬼になったのだ。
内なる鬼を追い出そうと思ったが、
番組がつまらなくなるのでやめたのだ。
だから心を鬼にするのだ。
これでいいのだ。