究極VS至高 定期列車
「福島で鼻血」
漫画「美味しんぼ」の表現をめぐる問題が、
新聞の社説を賑わすまでになった。
雑誌「ビッグコミックスピリッツ」に連載されてから30年。
うち15年分くらいは読んだだろうか。
主人公山岡士郎と父の美食家海原雄山の料理対決は
1980年代後半のグルメブームの火付け役になり、
「究極」ということばが流行語にもなった。
犬猿の仲だった父子が「和解」したときはそれが報道され、
久しぶりに作品を手に取った。
このように「美味しんぼ」は時折社会現象になる。
そして今回の騒動である。
当該の作品は読んでいないので論評しない。
いくら人気漫画でもリアルタイムでそれに触れた人は少ないだろう。
しかしこの盛り上がり。これは何かに似ている。