源ちゃん先生 定期列車
7月28日、岐阜県内の高校放送部員たちに朗読の授業を行いました。
受け持ったのは1年生18人の初級者クラス。
最初は声を出すのもおっかなびっくりだった生徒たちが、
ちょっとしたコツを身につけるだけでめきめき上達。
他人の書いた文章の世界を自分の頭の中に描き、
それを読んだ相手の頭にも描いてもらう。
読解力と想像力が朗読の決め手です。
とはいえ、17年アナウンサーをしていても朗読は難しいもの。
いかに筆者や読者の気持ちに寄り添うか。
つまり朗読の味わい深さは人生経験に比例します。
はるかに若い高校生たちにそれを求めるのは酷ですが、
これだけは伝えました。
「この夏休み、宿題と戦い、部活に打ち込み、いい恋愛してください」
今しかできない人生経験です。